出典:©宮澤伊織・早川書房/ DS研
夏と言ったら、ホラーアニメですよね~!怖さで暑さも吹っ飛ばそうという事で
オススメしたいのが『裏世界ピクニック』です。そこで、今回は1話をご紹介したいと思います。
『裏世界ピクニック』第1話 あらすじ
紙越空魚は、実話会談として語られる怪異が徘徊する「裏世界」の存在を知り、たびたび探索していた。
ある日、怪異に遭遇し、身動きが取れなくなってしまった空魚の前に、一人の美少女が現れる。
彼女の名は仁科鳥子。ある目的があって、この「裏世界」を探索していたようだ。
彼女たちの前に現れた怪異「くねくね」から逃れるために、二人は行動を共にする…。
『救いの手』
怪異「くねくね」を目撃してしまい、身動きを取る事が出来なくなった空魚。
動けない空魚は、自分が死んだ時の事を考えてしまう。
「私がいなくなっても…誰も気に留めないだろうな、友達いないし。困るのはせいぜい…学費の支払いがない事に気付いた、大学の事務員さんでしょ?あと…奨学金の返済が滞っている事に気付いた、学生支援機関」
死んでも誰も悲しんでくれない事に、少し悲しげな表情を見せる空魚。
そんな空魚の前に、ある人影が現れる。
女性によって救われる事になった空魚だったが、女性もまた怪異「くねくね」を見て吐き気を催すのだった…。
『理解してはいけない』
怪異「くねくね」を見続けたらどうなるのかなと言う女性の言葉に、空魚は「くねくね」を観続けてしまう。
すると、空魚の視界がおかしくなっていく…。
その瞬間、パァンと「くねくね」が弾け飛ぶ。
女性が投げた岩塩の塊が命中したのだった。
女性は、空魚が「ヤバイ」と判断して、岩塩の塊をぶん投げたように思えた。
危機が去ったことで、2人はお互いに自己紹介を交わす。
「私、仁科鳥子。あなたは?」
「え?紙越空魚っていい…」
自己紹介を終えた後、「裏世界」に入った位置について尋ねる鳥子。
投げたものを拾うと言い、「くねくね」が居た場所に向かうと…そこにはキューブ上の物体が落ちていて…。
『友達?ストーカー?』
怪異「くねくね」から逃れて一週間が経った。
空魚は、大学で食事を食べて過ごしていたが、背後から声がかかる。
「空魚!おっすー!うっふふふっ」
手を振りながら鳥子が、空魚の前へと向かってくる。
「空魚、誰かとご飯一緒に食べないの?」
鳥子は、一人で食事を摂っている空魚に疑問を抱く。
鳥子の言葉に、少し怒った顔をしながら「ほっといてくれない!?」と声をあげて反応してしまう空魚。
電話もメールも教えていない鳥子が、大学を特定して空魚の事を訪ねてきた事に少し、ムスッとした表情を見せる空魚なのだった…。
『裏世界ピクニック』第1話 感想
開幕シーンから面白かったですね!最初から絶望的な状況でした…。
怪異「くねくね」の話は、筆者も聞いたことがありますが…怖いですね。
絶対に見てはいけない、理解してはいけないものと遭遇するなんて、考えただけで命を落としそうです…。
空魚を救った際に、鳥子が口にした「オフィーリアかと思った」というセリフが凄く良かったです!
その時の鳥子の表情は、女性というよりも男性的でかっこよかった!イケメンだ~!
オフィーリアにたとえられて「は?」と目を丸くして困惑する空魚も好き!
連絡先を交換していないのにも関わらず、大学を特定して訪ねてきた鳥子からはストーカーのセンスを感じますね…!
どうしても、空魚と一緒に行動したいように思えます。
どうやらもう一度「裏世界」に行って、「くねくね」を倒したい様子でしたが……。
観るのが少し怖いですが、夏にはぴったりな作品だと思うので『裏世界ピックニック』で涼をとりましょう!
文章:クラッシャー佐藤