出典:©樋口彰彦・講談社/「江戸前エルフ」製作委員会
あらすじ
今を遡ること約400年前。現在の東京都中央区月島(つきしま)にある高耳神社という神社があります。
そこのご神体が現人神で、なんと、その正体は、異世界から召喚されたエルフだったのです。
でも、400年間も神社にご神体として拘束されていると、退屈で飽きてしまうので、行事もほどほどに、引きこもりオタクライフを満喫しているエルダさんなのでした。
そんな堕落したエルダにお説教をする、現代の巫女、小糸ちゃん。現在高校生。
なお、東京都の土地勘に詳しくない方にとっては、とっても面白くない(というか、理解できない)お話でもあります。大体海の方です。東京湾岸に浮かぶ島です。
ご神体が通販でオタクグッズをお買い物!?
神様が、現人神でエルフだったというだけで、ちょっとしたビックリなんですが、さらに、某密林の通販(敢えて何がとは申しません)で、戦車の食玩(カプセルトイ)を買ってくる始末。
しかも、カプセルトイの出来栄えには大変なこだわりがあるようで、レアアイテムが入手出来た日には、ご神殿の中で飛び跳ねて喜ぶ始末。
これらエルダのお小遣いのみなもとは、皆さんから頂戴したお賽銭が原資になっているというから、一体、どちらが罰当たりなのか(笑)神様が直々に賽銭泥棒をするという、罰当たりな!(笑)
そういう彼女の口癖は「私、ご利益ないけどな?」です(笑)
今年の運勢を占う弓矢の神事の出来栄えは?
一応ですが、エルダ様も神様ですので、神事を執り行います。
衆人環視のもと、エルダ様が、巫女(小糸ちゃん)が放つ矢に(もちろん吸盤付き)エルダ様が持っている的の中央に当たれば当たるほどその年の運気がアップするのですが、練習をすれどもすれども、結果は上手く行かず、弓矢神事の本番の日は、徐々に近づいて来ます。さて、弓矢神事の行方は如何に。……というところで最終話を迎えるのですが、詳しくは、テレビで円盤をご覧いただくか、それとも、アマゾンプライムビデオでご覧いただくか、ですねえ。
さいごに
このように、東京都の中でも、もんじゃ焼き発祥の地として名高い、東京都中央区月島。大阪・京都府民にとっては「どこの話?」となるわけですが、大阪市に例えると、西淀川区佃辺りをご想像ください。
何故かというと、江戸時代に徳川家康公が、大阪・佃の漁師をスカウトして、東京湾岸にある島、佃島に住まわせて、特製の佃煮を作らせたことに由来するものです。
案外、月島と佃煮の関係は近しいものがあります。そして、不老不死なエルダ様は、やがて次の巫女を迎え入れるのでしょう。そういうことが、てんやわんや起こっていく物語でした。
文章:T兄さん