出典:©三田誠・TYPE-MOON / LEMPC
深夜アニメの決定版と期待されている『ロード・エルメロイII世の事件簿』は、「トロイカ」というアニメーション制作会社が描く、全く新しい世界でのファンタジー作品になっています。宗教的要素と魔法的要素がふんだんにあしらわれており見応えのある作品になっています。
『ロード・エルメロイII世の事件簿-魔眼蒐集列車 Grace note-1話』あらすじ
魔眼蒐集列車はレールチェッペリンと訳されています。第四次聖杯戦争という大きな聖戦で生き残ったウェイバー・ベルベットが今作の主役です。冒頭のシーンでいきなり逆さ吊りにされて怪しい少女に尋問を受けているのがベルベットです。
少女の名前はライネス・エルメロイ・アーチゾルテといいます。既に聖杯戦争から3年の月日が経っていました。ライネスは、ウェイバーにロードにならないかと申し出ます。もちろん条件付きで‥。
『設定は大人向け』
ロードとは『時計塔』における現代魔術科の君主のことであり『時計塔』とは、魔術世界の中心であり貴い神秘を蔵する(収める)魔術協会の総本山のことです。要するに魔術の世界で第四次聖杯戦争が勃発した後でも尚、統一された権威として存在し続ける宗教的象徴なのです。
深夜アニメなので設定が大人向けな一面もありますが、少なくても筆者が見た感じではとてもストレートで、わかりやすくストーリーが進みます。ロード・エルメロイⅡ世として第2の人生をスタートさせたウェイバー・ベルベットは、日本で魔術工房を建て優秀な後輩を育てようとしていた野心家です。
また、聖杯戦争の終結後にバビロンにも訪れており過去と現在を結ぶ魔術界の実力者として成長していくことが期待されています。今後のエルメロイの活躍を願いつつ第2話を待ちたいと思います。
文章:Shinichiro.S