出典:©クール教信者・双葉社/ドラゴン生活向上委員会
このアニメは双葉社が刊行する月刊アクション紙上で連載されている漫画を2017年の冬に京都アニメーションが制作して放送された物です。内容は人の姿をしたドラゴンと人間との異種間コメディーです。
ドラゴンが家にやってきた!
日本の朧塚(おぼろづか)と言う所で暮らしシステムエンジニアとして働いている女性の小林さん。ある日出勤前の彼女は家のドアを開けます。すると外にはドラゴンの顔があり、驚いた彼女の前でそのドラゴンは角を生やしたメイド姿の美少女に変身。彼女はトールと言う名前だと小林さんに自己紹介します。
彼女は小林さんに昨日の夜助けてもらい、自分の家に来ないかと誘われたと言います。小林さんはその時深酒してトールが言い出すまでその事を忘れていました。その時小林さんは彼女と暮らす事を断り小林さんの元から去ろうとします。そんな時小林さんは会社に遅刻しそうな時刻だと気付きます。あせった小林さんはトールがドラゴンの姿に戻り空を飛んで出勤して何とか遅刻を免れます。
仲間も家にやってきた!
小林さんは彼女との生活を始め、トールの元に仲間のドラゴン達「カンナカムイ、(通称カンナ)」、「ファフニール」、「ケツァルコアトル、(通称ルコア)」、「エルマ」も集まって彼女達の日常に参加します。
ファフニールは執事姿で小林さんの同僚の滝谷昇と一緒に暮らし始め、幼女姿のカンナも小学校に入ります。セクシーな女性姿のルコアは居候先の真ヶ土翔太に過剰なスキンシップを取り彼を悩ませ、エルマは人間界の食べ物に魅了され小林さんの会社のOLとして働きます。
チョロゴンズの日常はいつも充実
小林さんはメイドオタクですが大人な人物です。そしてトールは小林さんのメイドとし彼女と暮らしますが人間とはまったくかかけ離れたドラゴンとしての価値観から行動する為、時に信じられない行動を取ります。
カンナとじゃれ合うと言って、草原で殺し合いにしか見えない戦闘を繰り広げ、仲間のドラゴン達とドッチボールをすると公園を破壊する始末。(彼らの魔法の力で元に戻してしまうので問題にならないですが。)あとトールは自分の尻尾の肉を料理して小林さんに食べてもらおうとしますがすぐに小林さんに見破られてその試みはいつも失敗するのです。「食べてもらいたい程愛している」というトールの小林さんへの愛情から出た行動でしょう。
そんなトールの姿はとてもキュートなので一度見てもらいたいです。あとトールが嫉妬から滝谷昇に対して「愚者」の意味のラテン語を使いトールが元居た世界は古代ヨーロッパの世界の様な場所なのかと筆者は妄想を膨らませます。とにかくこの物語は人間界に来たドラゴン達の日常がとてもコミカルに描かれている事が一番面白い所だと感じました。
文章:harry.