出典:©Koi・芳文社・ご注文は製作委員会ですか??
第二期・第1話「笑顔とフラッシュがやかましい これが私の自称姉です」
第二期オープニング「ノー・ポイっ!」
デジカメにこだわるココアには理由がありました
ラビットハウスの全員を、デジタルカメラ(いわゆるコンデジ)で撮影しようと思っているココア。
なぜか。それは、みんなの写真(特に、笑顔が可愛い写真に限る)を撮影し、印画紙にした上で、故郷の「保登(ほっと)ベーカリー」、実家の母と姉に送りたかったからでした。
でも、恥ずかしがり屋のチノは特に、警戒して、余り素直に写りたがりません。
「チノちゃん、撮るよ!」
「街の写真じゃなくて、ですか?」
それからというもの、チノはココアからカメラを向けられる度に「仕事がありますから」と言って、ラビットハウス店内のココアをふいに避けるのでした。
ココアの矛先(笑)は、チノのみに限らず、リゼにもカメラを向け、リゼを執拗に撮影しようとするのですが、ものすごい作り笑いの写真は流石に気恥ずかしいようで「すぐに消せー!」と言うのでした。
リゼからは「あまり無理強いするなよ? 写真苦手な人だっているからさ」とは言われているココア。
しかし、どうしても笑顔のチノだけは「(自称)我が妹!」として撮影しておきたかったのでした。
ガラス戸の前に立ってみるチノ(とティッピー)は、表情を緩めようとするチノが「ダメです、ココアさんのようには出来ないです」というと、ティッピーは「健気じゃのう……」と言うのでした。
写真に理解がある千夜、チノを芸で笑わせる作戦に出た!
通学路、制服を着たココアと千夜が街を歩いていました。
彼女は写真には理解があるようでして、「はい、ピース!」だとかを言って、ココアの写真に一緒に納まるのですが、甘兎庵での和服を撮影されると、照れ隠しなのか「キリッ!」とした写真か、湯呑をお盆3枚で器用に運ぶ「お盆3刀流!」の器用なダンス(?)だったら、素直に写真に納まる千夜でした。
そこで、どうしても笑わず、写真にも納まらないチノのことについて、ココアが千夜の前でぼやくと、やはりここでも「無理強いしちゃダメよ? でも、どうしても笑わせたいのなら、力を貸すわ」
「ありがとう、千夜ちゃん!」という風になるのですが「ちょうど、漫才のネタがたまっていたところなの!」という千夜に「千夜ちゃんは漫才やりたいだけだよね……」と、ちょっと呆れ気味なココアでした(笑)
店員の写真撮影はお止めください、というシャロは?
フルール・ド・ラパン内で、シャロにカメラを向けるココア。
「バニーの衣装、お姉ちゃんたちが喜ぶと思って」「うちはそういう店じゃないんだけどー!」
そこですかさず、シャロに店のティーカップを手に取るようにお願いし、気品オーラを上げてみたところ、
やはり気品オーラが上がっていて「さすがシャロちゃん! 普段とは違うね!」と言われると、テンションが下がった目で「普段の、わたしって??」と呆れてしまうのでした。
「チノちゃんの笑顔が撮りたい?」「でも、怖がって撮らせてくれない」「どうせ、無理やり撮ろうとしたんでしょ?」
「懸賞金出すから撮って来て!?」「懸賞金! ……いや、おカネの問題じゃなくて……」「お願い、リゼちゃんのカッコいい写真も付けるから!」「もうだまされないんだからああ!!」
リゼに促され、ちょっとだけ写真に協力するチノですが……
リゼがチノに向かって「チノ? ココアにちょっとだけ協力してみてはどうだ?」「少しだけ、ですよ?」そこで、笑って? もっと笑顔で! とファインダー越しに難しい注文を繰り出すココアに「余り難しいことを言わないで下さい」というチノ。
「じゃあ、二人並んだところを撮ればいいんじゃないのか? わたしが撮ってやるよ!」と提案をするリゼに、ココア、チノの二人は応じるのでした。
そうすると、仏頂面の2人の写真がコンデジの液晶画面に写っているのでチノは「何だか証明写真みたいですね」と、下を向いて苦笑い。
「おい、ココア! シャッターチャンスだ! ……いない!」
しばらくお店で待っていると……??
「漫才コンビの相方連れて来たよー!」と意気揚々とラビットハウスに来たココアは、千夜を連れて来ました!
しばらく、ボケツッコミか何かをリゼにかましていたら「わ、わたしも参加してたのかー!?」というドタバタ劇の様子を見ていたチノが、くすくす笑いはじめました。
「こんなことまでして、本当にしょうがないココアさんです」
「チノちゃんの笑顔、撮れた、撮れたー」と喜ぶココアの前に、チノ、リゼ、千夜が集まって来ました。
が、コンデジの液晶画面に写ったチノを見たリゼは「これは、笑顔と言うより、嘲笑だ……」
ある日、ラビットハウスで「Walker」という雑誌に注目する面々
「心の準備はいい?」って、ココアが言いました。チノ、リゼ、シャロ、千夜が固唾を飲んでいました。
雑誌「Walker」に見知った何かが掲載されている様子でした。何が掲載されているんでしょう?
それは「甘味処 甘兎庵」の紙面広告(見開きページにして1/4)でした。
千夜は「記事が小さくてもいいの、これからお店を大きくしていく、ってことだから……」「あ! こっちに、フルール・ド・ラパンの記事が載ってるよー!」(見開きページにして1/2)
千夜は思わず「うちより大きく載ってるわー!!」シャロが思わず「さっき、小さくてもいいって……」
「ラビットハウスは載らないんですねえ」とチノ。
「周りのお店は載ってるのにのう」とティッピー。
開店ガラガラのラビットハウスに救世主が!!
「人がいないところは落ち着きますねえ……」と、青山さんがラビットハウスに入って来たのでした。みんなが「救世主だ!」と喜びました。
「あら、この雑誌、わたしのグルメレポートも載っているんですー」
そして、買い物中のリゼのスナップ写真、更に下段には「ベーカリー保登」(ココアの実家)の出張版グルメレポートもありました。
みんなが褒める中、一匹だけ、ティッピー(おじいちゃん)だけが、涙をこぼしながら、悔しそうに歯ぎしりするのでした(笑)
そんな中、シャロが(リゼ)先輩が載っている写真を気に入りました。
しかし、今月もお金がありません。そこで、遠くから見ていた千夜が「切り抜いてあげましょうか?だって、シャロちゃんのためだもん!」
そして、遠くにいたリゼが「シャロ、何を切り抜いてもらったんだ?」と、リゼ先輩が書いてある裏面の広告には「筋肉執事喫茶」のコマーシャルが!!
「まあ、人の趣味はそれぞれだからな」「違いますー!」
そんな折、ココアはチノを見て「チノちゃん、ラビットハウスに取材が来ないから、寂しいのかな?」と心配をしていました。
「こんな、楽しい雰囲気の中で、コーヒーが飲めるなんて、幸せです」と青山さん。
そして「きゃあ!!」なんと、椅子は、青山さんが座った途端に、崩れ落ちてしまいました。
チノとティッピーは「こんなオンボロなお店じゃ、取材が来ないのは当たり前です」「オンボロで済まんのう……」と、こもごも嘆くのでした。
そんな中、千夜は「お店には年季ってものがあってね、こうして(壁に耳をそばだてて)いると、この店の歴史を、お店が教えてくれるの」と言いました。
やがて、ラビットハウスに一本の電話がかかって来ました。「わたしが出るよ!」と意気揚々と電話口に向かったのですが、なぜか「バカ! 来るな!」と言うのでした。
なぜかというと、リゼの親父さんの部下たちが「客が来ないなら自分たちで行くからな」に対しての返事だったのでした。
チノは「何でうちの状況知られているんですか!?」と戦慄し、それを聴いたティッピーも戦慄するのでした。
夕暮れ時、デイタイムの喫茶店・ラビットハウスから、カフェバー・ラビットハウスに交代する時、香風タカヒロさん(チノのお父さん)が、ココアを呼び止めて何かを告げるのでした。
そんな中「今日も取材が来なかったのう」「本当ですね」と嘆く、ティッピーとチノ。
チノは思うのです。「ココアさんみたいに上手く笑えたら、お客さん、来てくれる?」
そんな中、ココアが「チノちゃん、笑顔になれる報告があるよ?」とな。一体なんぢゃ?
あくる朝、リゼ、シャロ、千夜まで揃って、情報誌「Walker」の新刊をめくりました。
するとそこには? なんと、ラビットハウスの記事が、見開き全面に載っているではありませんか! これには、ティッピー(おじいちゃん)も、チノちゃんも喜びを隠しきれない様子でした。めでたしめでたし。
まとめ
僕自身は、EXIF(イグジフ)情報(緯度経度と海抜が載った一種のプロパティ)、これは、スマートフォンのカメラですと、設定で、入れることも、切ることも出来ますので、高解像度の画像が欲しい場合は、スマートフォンのカメラなんです。
けども、パソコンに取り込みやすく、EXIF情報が付いて来ないコンパクトデジカメ(略称コンデジ)が、ちょっとしたスナップ写真なんかには、向いていると思うので、カシオのEXILIM(エクスリム)というのをよく使います。
まあ、あんなにショッキングピンクとか、パステルブルーみたいな可愛らしいコンデジじゃありませんけどね(笑)
みんなも、撮影の無理強いには要注意。ではでは(・∀・)ノ
文章:T兄さん