出典:©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
ついに第一シーズンも最終話になりました。暴走する古代兵器の正体とは、魔王軍との関係は?ウィズは仲間に入るのか??など興味深いポイントの多いストーリー展開となりました。アクセルの街に鳴り響く緊急クエスト注意報!機動要塞デストロイヤーが遂にアクセルの街を破壊しに来たのです。なぜ最終回になってこんなナウシカ的な展開になるのか訳もわからず見ていると、なんだか大人心に面白い展開に収まってしまったようです。
機動要塞デストロイヤーの末路
アクセルの町に機動要塞デストロイヤーが襲来し、カズマは指揮を取ります。魔王軍の結界すら突破できるという女神アクアの魔法でデストロイヤーの結界を討ち果たし、めぐみんとウィズの二人が爆裂魔法エクスプロージョンを放つ、これで機動力を無力化したカズマ達は要塞デストロイヤーに次々と乗り込みます。しかし、そこで自爆装置が発動します。1日1回しか爆裂魔法を打てないめぐみんはアクアからドレインタッチで魔力を分けて貰い最後のとどめをさします。
万人に愛されるアニメ
いつの間にか皆さん装備がパワーUPしているようで、アクアが美少女戦士的な杖を持ち出したときには、若干自分は視聴者層から逸れてしまっているのではないかと心配になりました。しかし物語の展開は期待を裏切らずコンパクトにまとまっています。サキュバスの店、せっかく手に入れた屋敷、どれも手放すには勿体ない、今までの努力の結晶であり、報いです。ダクネスにも同じような想いがあり、その結果、初心者が集う町としては異例の金星を挙げることになったのです。
まとめ
この作品にはどこか懐かしい匂いがします。アニメーションが「子供向けの娯楽」として立ち位置が明確だった80年代、90年代。この時代に育ち影響を受けた、原作者(ライトノベル作家)の暁なつめさんの意向が如実に表現されています。RPGやファンタジーの要素をうまくシュミレーションゲームのように落とし込んでいるな、という印象です。有料ですが各種メディアでは『この素晴らしい世界に祝福を!2』も放送されているので、是非一度チェックしてみてください。
文章:S.Shinichiro