©武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
4月より放送が開始された「SHAMAN KING(シャーマン キング)」は、1998年から連載された週刊少年ジャンプマンガのアニメです。
「マンキン」という名前で呼ばれ親しまれていた作品で、単行本は32巻、未完だったストーリーを完結までもっていく完全版が27巻。
そして、主人公の息子を主役とした派生作品なども描かれていて、マンキンというひとつの作品でとても長く続いてきました。
あらすじ
塾帰りの少年「小山田 まん太(おやまだ まんた)」は近道をして墓場を通る途中、幽霊とおしゃべりする少年「麻倉 葉(あさくら よう)」に出会います。
彼は幽霊を見たり、話もでき、そして彼らから力を借りることができる「シャーマン」のひとりでした。
そんな彼は、シャーマンたちの中で「シャーマンキング」を決めるための大会、「シャーマンファイト」へ参加することを目指して、まん太の住む地域へ渡って来たのでした。
待望の再アニメ化!
この作品は一度アニメ化がされていて、当時のアニメとしての完成度も高く、面白かったのですが、当時のアニメと原作マンガの後半のストーリー内容が違っていて、アニメオリジナルストーリーが展開されています。
原作マンガも、今ではしっかりと完結していて、「今アニメ化をすればきっと、マンガの物語にしっかりと沿った内容のアニメが見られるだろうな」とファンの間で、密かに期待されていました。
それが、この度20年越しにアニメ化されました!
これには筆者も「ありがとうございます」という言葉がこぼれました。
夕方にテレビの前に座って夢中で見ていることが、当時の自分の姿そのもので懐かしいです。
男性だけでなく、女性人気の高いキャラクターたちのキャスト声優は、ほとんどの人が変更されていないことからタイムスリップしている気分も味わえます。
まとめ
2000年当時の「シャーマンキング」というアニメに筆者は思い入れが強く、当時のジャンプ漫画やアニメ作品を追うきっかけができて、初めて漫画の単行本を購入した作品でした。
しかし、当時では完結版がまだ連載されていなかったので「続きが気になる終わり方をするなあ」と、頭の中で「続くなら、こういうストーリーかもしれない。こうなるといいな」など想像を広げていました。
そうこうしていると、数年後に完結版が連載されたことを知りますが、当時は手に入れることができず、すごく読んでみたいなと思っていました。
ですが、「漫画でのお話がちゃんと完結したこの調子なら、本当にアニメ化もするかもしれない」と、期待をふくらませ、当時のように「ストーリーをアニメで見る、追う」という感動を求めて、あえて購入を先のばしにしていました。
マンキン公式サイトでは、完全新作アニメーションと言われている今作。
この作品を知っている人も知らない人も、歴史が長い作品であるからこその「あえて」という楽しみ方がたくさんある作品なので、この機会に興味を持っていただけたら、ひとりのファンとして嬉しいです。
文章:新堀