出典:©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会
あらすじ
母・紀子の想いを受け取った葦人は、決意と共に再び東京シティ・エスペリオンを訪れる。
練習場でエスペリオンユースの女性サポーターに話かけられ、たじろいでいる葦人が再会したのは、セレクションを共に戦った大友と橘だった。
ジュニアユースからの昇格組である遊馬、朝利とも合流し、寮へとやってきた葦人だったが、1人の合格者が集合時間を過ぎてもまだ現れていない事を知るのだった…。
仲間との再会
合格通知を受け、再び東京へと戻った葦人。
「えーっと、18時にクラブハウス前に集合。まだ時間に余裕あるな」
そう言いながら葦人は、共にセレクションを戦い抜いた大友たちの事を思い浮かべていた。
そんな葦人の前を走り抜けていく女性達を目撃した葦人は、すぐそこで行われているトップチームの練習を見る事になる。
「あれは日本代表の!テレビの中でしか見た事ない選手が普通に目の前で練習しよるぞ」
眼を輝かしながら練習を見守る葦人に、先ほどの女性達が声をかける。
「あっ!あなたユースセレクションの時の子!」
手を握られ応援してくれる女性たちに葦人は、思わずたじろいでしまう。
そんな葦人の隣で、葦人と同じように練習を見守る男がいた。
それは大友だった。そして、橘もまたその場へと現れて…。
寮生活
寮へと入る事となった葦人は、ユニフォームなどを受け取り自室へと向かう。
どうやら相部屋のようだが、葦人のルームメイトはまだ来ていない様子だった。
「信じられねぇ…!ここまでサッカーに集中できる環境なんか!」
寮内を見回った葦人は、この場所でサッカーが出来る事に感動しながら自室のベッドで横になるのだった。
翌日、橘と相部屋になった黒田の紹介を受ける。
「あ、どうも。ジュニアユースから昇格した黒田勘平です」
可愛らしいと笑顔と喋り方をする黒田は、他の面々の紹介も葦人たちにする。
葦人は黒田との会話の中で“1つの違和感”を覚える。
続いてコーチ陣の紹介が始まるが、葦人は先ほどの違和感について考えていた。
そんな時、外から大量のバイク音が聴こえてきて…。
全体的な感想
無事に愛媛から東京へと舞い戻った葦人!
大友と橘とも再会できて良かったです。2人とも受かっていて本当に良かった。
女性サポーターの方も優しそうな人達で素敵でした。
これから寮生活が始まるわけですが、やはり仲間でありライバルな子達と過ごす訳ですから…一触即発は免れませんね。
中々に個性豊かなキャラクターが増えてきたなぁと感じました。
個人的に一番気になっているのは黒田君ですね。
普段がニコニコしていて眼が無いキャラクターは、本気になると開眼したり性格が豹変する事が多いです。
黒田君もそのタイプなのかなと思うと、どのような状況で変化が見られるのか楽しみです。
そしてもちろん、この場所で育っていく葦人にも期待です!
文章:クラッシャー佐藤