出典:©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS
2019年の7月から放送が始まった『魔法少女まどか☆マギカ』の3話について紹介したいと思います。前回までの展開で主人公のまどかと同じ学校に、既に2人の魔法少女がいます。そして、まどかは、魔法界の使者「キュゥべえ」に新たな魔法少女になって欲しいと頼まれます。
悩む魔法少女たち
「キュゥべえ」に魔法少女の契約を迫られてから膠着状態が続く中、さやかは、ボーイフレンドの上条君の病室にいました。さやかは魔法少女の契約で叶えてもらう「願い」を上条君を救うことにするのかどうか迷っています。ある日上条君の入院している病院にグリフシードという魔法の種子が刻まれていることに気付いたさやかとまどかは先輩である魔法少女のマミを呼びに行くことになります。しかし、マミは魔法のお化けに食べられて無残な最期を迎えます。2人をキュゥべえのもとに導いてくれた先輩の最期の姿に魔法界の残酷さを思い知る2人でした。
さやかの願い
3話は物語の始まりが上条君とさやかが病室で話しているところから始まります。さやかはCDを上条君にプレゼントします。二人は互いの好意に気づいているようですが、もう一歩が踏み出せずにいました。魔法少女の契約の願いに上条君の病気を治すことにしたいという思いはものすごく伝わってきます。青春を犠牲にしているのか必死に青春を掴みにいっているのかは、観る人によって見方が変わってくると思います。
初めて孤独から解放され涙するマミに襲いかかる悲劇
マミにも魔法少女の契約に関して不遇な過去がありました。交通事故で死にかけた時にキュウべえと「生きる」ことを条件に契約したのです。願いを選べなかったこと、魔法少女の残酷さ、生きていく中での孤独さ、全てをまどかに吐き出し、まどかは「共に生きよう」とマミに伝えます。マミの悲劇はその直後でした。
文章:Shinichiro.S