出典:©金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
あらすじ
一次セレクションは、ブルーロック五号棟内にてV・W・X・Y・Zの5チームによる総当たりグループマッチを行い、上位2チームのみ勝ち上がれるというもの。
ランキング最底辺のチームZである潔たちは、初戦チームXへと挑む。
だが、“チーム内で最も点を取った1人だけは無条件で勝ち上がれる”という特殊なルールによって、試合は大混乱となる。
サッカーにならない状況の中、その流れを変えたのはチームXのストライカー・馬狼の存在だった…。
センターフォワード
じゃんけんにより、センターフォワードを捥ぎ取った潔を中心としたフォーメーションを決定するチームZ。
「ランキングしょぼい潔が中心で勝てんのかよ!」
そう口にするイガグリだが、國神が制する。
そんな中、絵心が口にしていた言葉が気になった潔は再び考えるのだった。
「サッカーを0から創る戦いって、どういう意味だろう?」
そうこうしている内に、チームXとの試合が始まりを告げる…。
エースストライカー・馬狼照英
チーム内で最も点を取った1人は無条件で勝ち上れるという特殊ルールによって、試合は大混戦をみせる。
敵も味方も関係なく、ボールに喰らい付く選手たち。
「一番点取った奴が勝つルールだろ?チームなんかどうでもいい!俺は俺のやり方でやるぜ!」
エゴい表情をしながら雷市が潔からボールを奪う。
これによりフォーメーションは完全に崩壊。サッカーとして機能しなくなる。
ポジションを破棄する選手が続出して大混戦となる試合だったが、ある1人の選手によって状況は一変する。
それは、チームXの馬狼照英だった。
「俺の前に立つな。ぶち殺すぞ」
「いいか。覚えとけ下手くそども。俺にとってボールは友達でもなんでもなく…俺を輝かせるためのただの球体下僕だ」
「ピッチの上じゃ俺が…キングだ」
圧倒的なパフォーマンスを魅せる馬狼を中心に、チームXは纏まりをみせる。
気持ちが完全にバラバラでプレイに集中できていないチームZは、成すすべもなくチームXに完敗するのだった…。
全体的な感想
特殊ルールによってチームが崩壊。こういう特殊ルールも狙ってやっているように見えますね。
やはり自分が生き残る為に戦うという考えが強いエゴイストの集まりなので、チームとして機能するのは厳しいですね…。
しかし、0を1にする強さを見せつけた馬狼。こういう突出したプレイヤーが居ればチームは纏まりますね。
こいつにボールを預ければ勝てるなんて考えでは、ブルーロックは生き残れないはずなのですが…どうしても他人にあやかりたくなってしまうもの。
潔たちチームZもまた、突出した才能をみせて登って行って欲しいものです。
雷市がどうしても自己中で口も悪くて嫌われそうですね。國神の“真っ直ぐ”な考え方にチームが動かされる事に期待したいです。
文章:クラッシャー佐藤