出典:©甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
あらすじ
レグロと平和に暮らす為に、最も優秀な学生である“神覚者”に選ばれるべく、由緒ある名門校であるイーストン魔法学校の編入試験を受ける事になったマッシュ。
優秀な魔力を持つものだけが通過できる編入試験で、様々な試験をパワーで突破して行く。
迷路の試験では女学生のレモンに声をかけられ、一緒にゴールを目指す事になるが…。
力技でねじ伏せる
イーストン魔法学校の編入試験が始まりを告げる。
編入試験を担当するのは“次に来る魔法使い”今年度7位に入ったと言われるエリート魔法使い「クロード・ルッチ」だった。
ルッチは、マッシュの態度が気に入らなかったが勝手に“落ちる”と予想していた。
しかし、マッシュは試験を“力技”で次々と突破して行く。
動く文字にはペンを折り“力”を見せつけ、重い岩には親指を差して持ち上げ、水の上をも走りきる。
一切、魔法が使えないマッシュだったが、身体能力で全てごり押して行く。
「ぐっ…なぜあんなふざけたヤツが残っている!私をバカにするあの品のないガキが!」
そこでルッチは“罠”が仕掛けられている迷路を召喚。これを次の試験だと口にするのだった…。
女学生とマッシュ
迷路の中でマッシュに声をかけてくる女学生が現れる。
「あの…私も一緒に行って良いですか?」
女学生はレモンと名乗り、2人の方が“効率的”だと口にするのだった。
マッシュもレモンの提案に納得して、2人は共に行動する事となる。
しかし、レモンは生粋のドジっ子だった。
レモンは罠という罠にかかり、効率を無視した状況にマッシュは「効率的ってなんだ…?」と疑問を浮かべる。
そして、マッシュが急ごうと前を向き直した時、レモンはマッシュに魔法をかける。
「レビオス・カフス!」
「ずっと騙しててごめんなさい。諸事情によりゴールさせるわけにはいきません」
レモンの魔法によってマッシュは手枷、足枷をされた状態となるのだった…。
全体的な感想
パワーisゴッド!! 力があれば魔法なんて効かないってコト…!!
そんな訳はないのですが、マッシュが異常な身体能力をしているのが伝わりますね。
周りの生徒のやる気を削いでそうなのですが、どうなのでしょうかね…。
そんなマッシュに唯一、話しかけてきた可愛い女生徒レモンでしたが…まさかの敵。
マッシュと同じく“諸事情”に縛られていた可哀想な子でした。
裏切られたにも関わらずしっかりと相手を思い、救い出すマッシュの姿はとてもかっこよかったです。
精神的に重いと物理的に重いのすれ違いが面白かったです。今後もレモンの活躍に期待したいですね!(精神的に)
文章:クラッシャー佐藤