出典:©一智和智・KADOKAWA刊/「便利屋斎藤さん、異世界に行く」製作委員会
鍵開けからゴミ回収まで何でも引き受ける便利屋の従業員斎藤は、人助けが大好き。
だが、ブラック上司やクレーマーに悩まされる日々を送っていた。
ある日、トラックに轢かれそうになったところを突然、異世界に召喚される。
異世界では仲間やお客に恵まれるのか?
扉や宝箱の鍵開け、罠解除、武具の管理などで活躍する斎藤だが、特に大魔術師でありながら物忘れがひどいモーロックさんのサポートとしての活躍が目覚ましいのだ。
はて、生きてたっけ?
ダンジョンではぐれた。モーロックさんはどこだ?
暗闇から雄叫びを上げながら襲ってくるアンデッドの群れ。その中に、モーロックさんも混じっていた。
自分が生きていることも忘れてしまったようだ。
もしかして息することすら忘れてないか?
この後、どうやって我に返らせたのかは企業秘密?
いなくなってもなかなか気づかれないところを見ると、PT内で空気?
はて、何かやることがあったような?

出典:©一智和智・KADOKAWA刊/「便利屋斎藤さん、異世界に行く」製作委員会
斎藤たちが大迷宮の中に新しいダンジョンを発見した。
続々と乗り込んでくる他の冒険者PTと、お宝を巡って争いになる。
敵対する冒険者PTが召喚した「柱の魔神」は、数多の目からビーム攻撃を仕掛けてきて手が付けられない。
これを倒すべく、時間を止めて目を攻撃する作戦をたてる。
しかしモーロックさんは、時間が止まった瞬間「はて、何かやることがあったような・・・?」
手の平にやるべきことを書き記して最悪の事態を回避した斎藤だが、それも忘れていたらと思うと・・・
文字すらも忘れていた可能性も・・・
はて、主役は誰だっけ?
宿屋で突然死したモーロック。
教会で蘇生を頼むにもお金が足りない。他に手はないのか?街中を駆け回る斎藤達。
だが、モーロックは忘れていた。
時間が経てば発動する蘇生魔法に掛かっていたことを・・・で、勝手に蘇った。
が、宿屋の納屋に安置されてる間に、体の一部を野犬に食べられたため、完全復活とはいかない。
野犬を追った先で、双頭の悪魔と対峙。
悪魔によって瀕死の重傷を負った野犬と合体する!
だが、モーロックさんの完全体には、ケモミミと尻尾も加わった。
完全に主役が誰なのか忘れてしまう展開がつづくのだ。
斎藤自身も影のサポートに回っているため、なかなか出番が回ってこない。
はて、斎藤たちはどうやって新しいダンジョンの扉を見つけたんでしたっけ?
宝箱ではなく、何かを追いかけていましたね。
思い出せないあなた、もしかして忘却魔法をかけられていませんか?
こんな時こそ斎藤が入れ歯・・・
いや、入れ歯はモーロックさんだろ!
そういうことじゃなく・・・
何の話でしたっけ?
忘れた。
文章:ヒトツメロバ