出典:Ⓒ森田季節・SBクリエイティブ/高原の魔女の家
20代で過労死した相沢梓(あいざわ あずさ)は異世界転生して、不老不死の魔女アズサ・アイザワとなった。
最初に降り立ったフラタ村から離れることなく、その村はずれで畑仕事やスライム25匹を狩ることを日課にして過ごすこと300年!
能力を測定してみると、レベルMAXに達していた。
このことは瞬く間に広まり「高原の魔女」と呼ばれ、挑戦者、慕ってくる者、弟子入り志願者などが押しかけ、自宅はまるで女子限定シェアハウスの様相を呈し、家事も分担してスローライフに拍車がかかるのだった。
「はじまりの村」的なフラタ村に、ラスボス級の魔女に居座られては堪りません。
何とか攻略できないものでしょうか?
オバケでも無理
同居人のハルカラが経営する「ハルカラ製薬」の工場に幽霊が出没し、従業員が辞めていく中、社長でありながら毎日残業を強いられているハルカラが死んじゃいそう。
お祓いで除霊しそうなものですが、幽霊の意思を尊重した結果、ハルカラの憑依霊となり、同居をはじめてしまいました。
魔王幹部でも無理
アズサが匿うハルカラを追いかけてきた3000歳の魔王幹部ベルゼブブ。
長く生きている分、経験値も多く獲得していて、上位にいそうなのですが・・・。
武闘会での直接対決でなんと、負けてしまいました。
3000年間サボっていたとしか思えないぞベルゼブブ。
毒キノコでも無理
ハルカラが間違って料理に入れてしまった「ノームニナルダケ」は、食べると小さくなってしまう毒キノコである。
世界樹の頂上にある薬局に、元に戻る薬が売っているという。
途中で体力が尽きて、行き倒れを期待するところですが、旅行気分で楽しんでしまいました。
こうやってみると、どの事案もハルカラ絡みではありませんか。
わざとアズサに罠を仕掛けているとしか思えません。
さしずめ「ハルカラの乱」「ハルカラの変」と言ったところでしょうか。
彼女こそが、アズサ攻略の鍵を握っている。
当のアズサはレベルMAXの弊害なのか、何とも感じてないようですが・・・。
どうにもこうにも女性限定シェアハウス・・・わたしも入りたい。
文章:ヒトツメロバ