出典:©地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク ・アニプレックス
あらすじ
野球部の花笠は、プロの球団からもスカウトがかかっている注目のスター選手でした。
誰もが憧れるヒーローだと思われていた花笠でしたが、裏の顔がありました。
花笠は後輩の室井に暴力を振るっていたのです。
いつものように室井に暴力を振るっていた花笠ですが、その日は室井と一緒にいた依頼人・岩下に室井の怪我の原因を押し付けたのです。
しかし翌日、室井は花笠からの暴力により命を落としてしまい…
あまりにも自己中心的な花笠
野球のセンスもルックスも完璧、みんなの人気物である花笠。
これで性格が良ければ言うことナシなのに…って、これで性格が良かったら『地獄少女』に登場しませんね。
お察しの通り、めちゃくちゃ性格が悪いです。
花笠は傲慢で自分は特別な人間だと心底思っており、自己評価も物凄く高いです。
室井に暴行を加え、その結果室井が亡くなってしまったのに罪の意識はありません。
それどころか自分の罪を依頼人・岩下に押し付け、室井の葬儀では「お前の分までプロに行ったら頑張る」と嘘涙を流し、立派な青年を演じる始末。
三藁にお仕置きを受けているシーンでも高飛車な態度は変わらず。
最後はいつも通りあいに地獄に流されますが、暴言や室井への侮辱を吐き続けたまま流されていきました。
地獄に落ちる前に、花笠は性格の矯正が必要なのでは?
このタイプの人は地獄に行ったところで反省しませんよ、絶対。
「なんで俺が地獄なんかに…」って、自分が地獄に堕ちた理由すら理解できないと思います。
依頼人も勇気がなかった
今回の依頼人・岩下は、亡くなった室井の親友であり暴行現場を目撃した人物でした。
ですが、暴力事件が表沙汰になると次の大会に出られなくなるので花笠に言われた通り、自分が罪を被りました。
その結果、室井の死を室井の家族に責められ、自分の家族にも信じてもらえず父親に殴られ、警察には犯人扱いされました。
その後、目撃者がいたことで花笠が真犯人だとわかったのに、住んでいた町を出ることになってしまいました。
全て花笠がプロデビューまで肩を温存させるために仕組んだことだったのに、依頼人は野球部が大会に出ることを優先させたいと、花笠の策略にまんまと嵌ってしまいました。
室井が暴行を受けていることを知った段階で告発すべきだった…
多くの人がそう思うと思いました。
暴行を受けていることを「言わないで」と言った室井も「わかった」と言った岩下も、純粋だったがために花笠に利用されました。
究極の二択を間違えると、人生大変なことになりますね。
まとめ
モテモテ花笠が女子生徒に囲まれているシーンで、遠くにいたあいに向かって花笠が「君もこっちにおいでよ」と声をかけていました。
もちろん、あいは花笠モテモテの輪に入りませんでしたが、依頼人でもない花笠にどうしてあいが見えたんだろう?と不思議でした。
今回、花笠のあまりの人間性のひどさにあいもかなり怒っていたのでしょうか?
岩下は生きている段階ですでに生き地獄のようでしたし、反省の欠片も見られず室井を最後まで侮辱し続ける様子は観ていてモヤモヤするストーリーでした。
文章:天蔵