出典:(c)2015 映画「台風のノルダ」製作委員会
沖縄の離れ小島のとある中学校。
台風が近づく中、学園祭準備に追われる教室で、東シュウイチは親友の西条ケンタと取っ組み合いの喧嘩になった。
先生の仲裁で喧嘩はおさまったものの、その直後から東の様子がおかしいのだ。
彼の目に見えるようになったものとは?
とんでもないところに女子発見!
怒って帰ろうとするも台風直撃による避難勧告が出されたことで、そのまま学校に残ることに。
教室を離れて、ふと窓の外を見ると、鉄塔の上で台風に向かって何やら叫んでいる女子生徒を発見する。
落雷を受けて転落したその女子を、東はひとり助けに向かう。
頭打った?どっちが?
まるでラ〇ュタに出てくる飛行石のペンダントのようなものを首から下げたその女子は、宇宙人を名乗り、
「わたしは地球を再構築するためにきた」
「わたしは首輪によって拘束されている」
とわけのわからないことを話し始める。
そもそもこの女子は実在しているのだろうか?
心配する西条くん
助けを求められ東の後に付いていくも、当初「東、お前、何やってんだ?どうしたんだよ?」と戸惑っていた西条くん。
途中から、まるで何かを悟ったかのように東との調子を合わせた行動をとりはじめる。
その女子は西条くんにも見えているのか?
それとも諦めてしまったのか?
ケンカの最中に頭を打った結果だと思い、責任を感じたのではないだろうか?
水柱とともに台風に吸い込まれそうになっていた女子を二人で救い出すのも、西条くんのとっさのお芝居であろう。
もしそうだとしたら、ノリがいいですな西条くん。
ちなみに彼女は「わたしはノルダ!」(宇宙船に乗るだ?)と言葉を残して、物置になっていた旧体育館に隠していた宇宙船に乗って飛び去ってしまった。
あれ?故郷の星から地球へ人柱として送り込まれてきたのではなかったっけ?
いったいどこに帰るつもりなのだろう?
さてその後は・・・
東くんが救急車に乗って学校を去る番ですよ?
その救急車を呼ぶのが西条くんであってほしい。
これが友情ってやつです。
文章:ヒトツメロバ