出典:© 阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション
あらすじ
世界的に活躍するヴァイオリニスト・青野龍仁を父に持つ少年、青野一。
父の背中を見て育った一は、数々のコンクールで好成績を収め、ヴァイオリンの天才少年と称賛される。
しかし、とある理由で弾く事を辞め、無気力な毎日を過ごしていた。
そして迎えた中学3年の秋。止まってしまった時間が静かに動き出す日がやって来る…。
ヴァイオリニストの命
体育の授業中、バスケットボールを顔面に浴びてしまう青野。
鼻血を流す青野は、教師に言われるまま保健室へと向かう。
鼻血を拭いながらも青野は幼少期を思い出していた。
「小さい頃からスポーツが苦手だ」
「野球もバスケもドッジボールもほとんどやったことがない」
ヴァイオリニストである父に、“指はヴァイオリニストの命”と言われていた青野は、スポーツを一切やらずにヴァイオリン一筋で育ってきたのだった。
保健室へと辿り着いた青野の耳に鼻歌が聴こえる。
しかし、保健室を見渡しても人影はなく、青野は疑問に思いながらも保健室を後にするのだった…。
進路相談
志望校が唯一決まっていない生徒である青野は、教師によって昼休みに進路室へと呼び出される。
「青野は高校行ってやりたいこととかないの?」
そう尋ねられても“特にない”とそっぽを向きながら答える青野。
そして、青野は“知り合いのいない高校に行きたい”と口にするのだった。
しかし教師は青野の学力では、より好みする余裕がないと伝える。
「お前は音楽の道に進むもんだと思ってたんだけどなぁ」
そう口にする教師の残念そうな顔に、青野は“心が痛む”のだった…。
全体的な感想
育った環境や家庭問題によって、子どもの人生は狂わされます。
青野もまた、ヴァイオリニストの父によって人生をめちゃくちゃにされている感じですね…。中々に闇が深そうです。
しかし、ヴァイオリンから離れていた青野に光の兆しが…!
保健室でヴァイオリンを弾く秋音律子。
彼女との出会いによって青野がどう変わっていくのか…。
今後の展開が楽しみです!
文章:クラッシャー佐藤