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『鬼滅の刃』第十二話「猪は牙を剥き 善逸は眠る」【感想】

出典:©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

嘴平伊之助 登場

前回は、炭治郎が珍しく禰豆子を置いて鬼の住む屋敷へと突入しました。

そこに居たのは異能の鬼、響凱(キョウガイ)でした。

この鬼には、身体中に埋め込まれた鼓を叩くことで、屋敷が回転したり部屋が変わったり爪の攻撃を放ったりします。

炭治郎は最終選別で生き残った5人のうち、善逸と伊之助の3人で鼓の館を攻略します。

鼓使いの鬼

響凱の言葉から屋敷の鬼たちは稀血の人間を探し、この屋敷に誘拐してきたらしいのです。

稀血の人間は鬼にとって特別な栄養素となり、普通の人間50人〜100人を喰らうのと同じ程の効果があるようです。

また、響凱は先の二人の鬼との戦闘で背中の鼓を無くすと言う失態を晒していました。

それを稀血の少年が拾い、鼓を叩くごとに部屋が入れ替わり、今まで鬼の脅威から逃げ延びていたようです。

響凱の言葉「稀血の少年を喰らえばまた十二鬼月に戻れる」。そう、響凱はもともと十二鬼月だったのです。

『下陸の眼』を持つ孤高の鬼を、果たして炭治郎たちは討つことができるのでしょうか。

戦いの中での成長

今回の鬼は、前回の手毬の二人組と同様に、無惨に近い鬼だと言うことがわかります。

無惨から分け与えられた血の量が多く圧倒的な強さを持っていますが、炭治郎たちは攻略します。

この作品は、絶体絶命の格の違う相手に対して、戦いの中で、一歩づつ成長し続け最終的にはで鬼を成敗するという。お馴染みのストーリーが続きます。

まとめ

戦いの前半で、領域の転換の速さについていけない炭治郎がいました。

そんな時に思い出したのが、師匠・鱗滝左近時の「水はどんな形にもなれる。升に入れば四角く、瓶に入れば丸く、時には岩すら砕いて、どこまでも流れてゆく」と言う言葉で、炭治郎にとって大きな支えとなりました。

そして、今回の鬼・響凱にも暗い過去があり、炭治郎の優しさも滲み出ていました。2話にわたって放送された響凱の物語です。

前半からスピーディーな展開が繰り広げられました。この先キーワードになる『鬼の孤独』を一心に表すキャラクターに敵ながら感動します。

そして、最終選別で生き残った5人のうち3人の運命の歯車がゆっくりと回り始めます。

 

文章:S.Shinichiro

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