出典:©金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
あらすじ
スピード、フィジカル、戦術眼というそれぞれの武器を活かし、スキのないプレーを見せる千切、國神、玲王。
一方、凪と馬狼の個人プレーで何とか食らいつくものの、噛み合ったプレーができず苦戦を強いられる潔たち。
敵チームのコンビネーションと、味方の個人プレーを分析していく中で、潔は自分の“武器”の新たな使い方を見つけ出し、さらなる進化を遂げる…。
無数にあふれるイメージ
國神、千切、玲王のコンビネーションプレーで先手を取られた潔だったが俄然、心は燃えていた。
新しい武器をこの3人に試したいと考えた潔は、全員の視線を意識する。
「今までより正確に、そして繊細に、1人1人のプレーが見える。ゴールへのルートが…イメージが、無数にあふれて来る!」
オフザボールを完全に使いこなして玲王を躱す潔だったが、馬狼は潔にボールを出さない。
完全に個人プレーで独走しようとする馬狼のせいで、ボールをロストしてしまうのだった。
「ああもう…!千切は俺が何とかする!玲王にボールを渡すな!」
凪の言葉を瞬時に理解する潔だったが、ミドルレンジで國神にボールが渡り、再び得点を許してしまうのだった…。
適応能力の天才
どれだけ会話しても潔の事を受け入れられない馬狼。
このままでは試合に負けると考えた潔は、ふと成早の言葉を思い出していた。
そこで潔は、1つの答えに辿り着く。
潔は、馬狼を囮に使い凪との連携でゴール前に飛び出す。
「どれだけ誰かの心をノックしても…人は人を変える事は出来ない。だからいつだって、自分が変わるしかない!」
「見ろ馬狼。俺はお前に適応する!お前が生み出したフィールドの闇は…俺が喰って、光に替える!」
自分を餌にゴールを手にする潔に馬狼は絶望の表情を見せる。
しかし、馬狼の絶望はこれで終わりではなかった。
「俺たちの邪魔すんなつってんだよ。ヘタクソ」
潔から飛び出した言葉に、馬狼は目を見開いて……。
全体的な感想
試合の展開も作画も熱いですね…!
コンビネーションプレーが出来る國神、千切、玲王チームはやはり強いです。
逆に個人能力に優れている潔チームは、潔がハマる事によって真の能力を発揮します。
しかし、馬狼のせいで完全にチームが機能していないですね。
流石に1人でどうにかならない状況で、無謀に突っ込むのは良くないですね。
それがエゴだとしても、負けに繋がるだけですからね…。
そんな馬狼を喰う潔。めちゃくちゃかっこよかったです。これが本当の“適応能力の天才”だなと思いました。
相手によって適応の仕方も変える事が大事だと気づきましたね!
絶望の淵に落とされた馬狼ですが、ここから彼は変わる事が出来るのでしょうか…。
文章:クラッシャー佐藤