出典:(C)手塚プロ/東北新社
海を荒らすポセイドン族を討伐するため、海の平和を守るため、トリトン族の宿命に従ってトリトンはオリハルコンの剣を携え、大海原へ飛び出した。
氷山を溶かし、怪獣や巨像を倒す。
オリハルコンの剣を振るうトリトンは向かうところ敵なし。
あいつを探せ!あいつを殺せ!
トリトンに立ち向かっていった、ポセイドン族の海の司令官たちを、おさらいしてみた。
ドリテア 北太平洋司令官
「触れたものを石化させるムチ」で攻撃する。
ゲプラーという巨大イカを操る。
ポリペイモスの度重なる失敗の尻拭いを、マーカス(タツノオトシゴ)に指示され「何でわたしが、やらなきゃいけないのさ」と不満たらたら。
しかし、しぶしぶトリトンに立ち向かい敗れ、最期は海底火山の中に身を投じた。
つか、マーカスよ、瞬間移動とか、毒針吐けるのなら手伝え!
ポリペイモス 南太平洋司令官
プロレスラーのようないで立ちの鮫人間。
リューダという巨大ウミヘビを従える。
度重なる作戦失敗に愛想をつかされて、マーカスたちの毒針によって始末された。
つか、マーカスよ、それをトリトンに対してやれっての!
ミノータス 北極海司令官
冷凍光線を吐き、何でも凍らせる。
最終決戦に駆け付けたが、海の墓場での戦闘で、オリハルコンの剣を凍らせることができず、敗死した。
後から思えば、北極海でトリトンを取り逃がしたのが、ポセイドン族の運の尽きだったように思える。
マイペス 南極海司令官
ウツボ?チンアナゴ?のような見た目で、全く兄とは似てないが、ミノータスの弟である。
船上でピピを追い詰めるも、投げつけられたランプによって、火だるまになって海に落ちて死んだ。
ブルーダ インド洋司令官
セイムシという巨大ムカデ?に乗る。
ブーメランが武器。
「ああして、こうして、そうなって、最後はワシがとどめを刺す」と細かく順序だてた作戦で立ち向かったが、シーラカンスのラカンの妨害にあって失敗、輝いてもいないオリハルコンの剣によって無念の死を遂げた。
ゴルセノス 地中海司令官
砂でいくつもの自身の分身を作って攻撃する。
ピピやルカーたちによって海中に誘い込まれて、分身たちが総崩れとなり、本体のみになったところをトリトンに倒された。
まとめ
「え、どゆこと?」一度聞いただけでは理解できないほど、頭の中が混乱を起こす衝撃ラスト。
アトランティス人による奴隷支配から逃れるため、海に安住の地を求めたポセイドン族。
彼らを追撃する使命を負ったトリトン族・・・その生き残りのトリトン。
正義って何?平和って何?を考えさせられる作品です。
文章:百百太郎