出典:©武井宏之・講談社/テレビ東京・XEBEC・NAS・Mankin.Project.
原作には登場しない魅力あるキャラクター
原作があるアニメで、原作にはいないアニメオリジナルキャラクターが登場することは珍しくありません。
大体のアニオリキャラは脇役だったり、1話限りのゲストキャラだったりします。
ですが、中には準レギュラーや物語において重要な役割を担うアニオリキャラもいます。
今回はアニメオリジナルキャラクターから、筆者が特に印象に残っているキャラをご紹介します。
ジョルジュ早乙女
アニメ「幽☆遊☆白書」に登場する、コエンマの秘書を務める青鬼です。
コエンマが霊界で仕事をしているときや、コエンマが下界に訪れる際にも大体側にいますね。
視聴者に分かりやすく状況説明をしてくれたり、コエンマと漫才のような掛け合いをしたり、シリアスな本編で高まった緊張感を和らげてくれるコメディリリーフ的なキャラクターです。
筆者は原作漫画を読んでからアニメを視聴しましたが、アニオリキャラなのにすごく自然に場に溶け込んでいたのが好印象でした。
リーリーファイブ
2001年版「シャーマンキング」に登場した女性5人組です。(2021年版「SHAMAN KING」には残念ながら未登場でした)
行く先々で葉たちの邪魔をし、時には協力して、葉たちに比べるとあまり強くはないのでライバルとまでは言えませんが、みんな個性的で面白いグループですね。
サリー、ミリー、リリー、エリー、といった具合にリーダーのシャローナ以外みんな名前に「リー」が付くため、葉から「リーリーファイブ」と呼ばれるようになりました。
初めて5人が名乗った後に「なんでアイツ(シャローナ)だけ『リ』がついてねぇんだ?」「どうする?聞いてみる?」「でもよぉ、もし気にしてたらまずいだろ」という葉たちの台詞が印象深いです。
薔薇水晶
アニメ「ローゼンメイデン トロイメント」に登場したアニメオリジナルのドールです。
基本的に無表情で淡々と話し、他のドールとはまた違った雰囲気を纏っています。
アニメオリジナルのドールですが、トロイメントの第1話から登場し、最後まで物語に関わるメインキャラクターとなっています。
薔薇水晶の原案・デザインは原作者(PEACH-PIT)によるものなので、全く違和感なくローゼンメイデンの世界に溶け込んでいたのが良かったと思います。
ときには逆輸入も?
アニメオリジナルのキャラクターが原作漫画に逆輸入されることもたまにありますね。
有名どころで言うと「名探偵コナン」の高木刑事もアニメから原作へ逆輸入されたそうです。
調べていくとなかなか奥深いアニメオリジナルキャラクターについて、時間があるときにいろいろと調べてみるのも楽しいですよ。
文章:大葉勺々