出典:©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
敵にするには惜しい、魅力溢れるチーム
「ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風」にはパッショーネと呼ばれるギャング組織が登場します。
その中にはいくつかのチームがあり、今回ご紹介するのは暗殺を専門とする「暗殺チーム」(ヒットマンチーム)です。
主人公のジョルノはブチャラティがリーダーを務めるチームに属し、パッショーネのボスの娘であるトリッシュを護衛する任務につきます。
対して暗殺チームはボスの秘密を暴くため、トリッシュを護衛チームから奪おうとします。
結果としてジョルノたちの敵となってしまった暗殺チームですが、敵にするには惜しいぐらいとても個性的で、強力なスタンド能力の持ち主ばかりです。
メンバーを紹介するぜ!
ホルマジオ(スタンド:リトル・フィート)
スタンド能力で相手や自分を小さくして戦う。小さくした車を密かに暗殺対象に飲み込ませ、タイミングを見計らって車を元の大きさに戻し体を破裂させるというアニオリ描写もありました。
イルーゾォ(スタンド:マン・イン・ザ・ミラー)
鏡を通して相手を鏡の中の世界に引きずり込むことが出来る。スタンドそのもののパワーはそこまで強くないが、鏡の中の世界ではイルーゾォが優勢となるので一方的に相手を追い詰めることが可能。
プロシュート(スタンド:ザ・グレイトフル・デッド)
対象を急激に老化させるスタンド能力を使い、相手を弱らせたり老衰に至らせることが出来る。自身に対しても老化と若返りを行えるようで、そこから相手の隙をつくことも。
ペッシ(スタンド:ビーチ・ボーイ)
釣り竿のようなスタンドを使い、針と糸は壁などの物質を通り抜けて対象を釣り上げることが出来る。作中ではプロシュートと組んでおり、死闘の中で彼の覚悟を理解し成長した。
メローネ(スタンド:ベイビィ・フェイス)
親と子に分かれる特殊なスタンドを使い、メローネが親を操作し、親を通して子を教育し成長を促す。子を産むために無関係の女性を利用し、その際にビンタをされても「すごく良い!」と喜ぶなど、少し変わった感性の持ち主。
ギアッチョ(スタンド:ホワイト・アルバム)
周りを一瞬にして凍らせたり、超低温を操ることが出来る。自身にスーツのようなスタンドを纏い、スピードスケートのように走ることも可能。「根掘り葉掘り」に関する彼の台詞は有名ですね。
リゾット(スタンド:メタリカ)
暗殺チームのリーダー。スタンド能力で背景に溶け込んだり、相手の体内に剃刀やハサミを生成することが出来る。最終的にボスの秘密にかなり近づくことが出来たが…
ソルベ(スタンド:不明)
ジェラート(スタンド:不明)
回想シーンに登場。ボスの秘密を暴こうとした結果、二人共始末された。特にソルベの最期はとても悲惨で、恐怖を植え付けられた暗殺チームはボスに従わざるを得なくなった。
もし、二つのチームが手を組んだら?
暗殺チームは自分たちの仕事に対する報酬の少なさに不満を感じており、ボスを倒して利益を得ようと考えていました。
ジョルノもいずれはボスを倒してギャングスターになる、という目的を持っており、ボスを倒したいという気持ちでいうと暗殺チームと通じるところがあります。
もし、何かのきっかけを経て護衛チームと暗殺チームが協力しトリッシュを守りながら一緒にボスを倒す、という展開があっても面白いのでは?と思いました。
ただ、そうなると麻薬を憎むブチャラティと、麻薬の密売ルートから得られる利益を狙う暗殺チームでは共闘するためにじっくり話し合う必要がありそうですね。
ジョジョ第5部を見る際には、個性豊かで魅力的な「暗殺チーム」にも注目して視聴していただけると幸いです。
文章:大葉勺々