出典:Ⓒ吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
あらすじ
~タイトル『極悪人』~
やっと見つけた上弦の肆・半天狗の本体は数十センチしかない程小さく、簡単に首が切れそうだと思った玄弥と炭治郎だったが、刀が折れてしまう程に半天狗の首は固かった。
本体の首が切れず苦戦しているうちに、『憎』を纏う6体目の鬼・憎珀天が現れた。
喜怒哀楽の4体が合体して生まれた憎珀天は、4体の鬼より若く威圧感だけで炭治郎と玄弥の動きを止めてしまう程だった。
炭治郎・玄弥・禰豆子を「極悪人」と呼び被害者ぶる鬼に、炭治郎の怒りは爆発した!
追い込まれる程強くなる半天狗
半天狗は窮地に追い込まれるたびに、自身の身を守りたいという強い感情からくる血鬼術でそれを具現化・分裂し、上弦にまでのぼりつめた鬼です。
追い込まれれば追い込まれる程強くなる、卑怯者なのか底力のあるタイプなのか言い辛いのですが…。
味方であれば善逸が窮地に陥った時、意識を失った状態で強くなるシーンはすごくカッコいいし、追い込まれた時に底力を発揮できるなんてまさに主人公補正なんですけど…
半天狗は敵なので…
「ふぅん、そうか、上弦の肆・半天狗ね。下から3番目だ。底力があるのか。敵だがな。褒めてやってもいい」←伊黒さん風に褒めてみました。
いや、半天狗は血鬼術の鬼に戦わせて自分は逃げ回っているだけなので卑怯者ですね。
そして、自分のしてきた事を棚に上げて被害者ぶる性格。
心が真っ直ぐな炭治郎にとって、一番許せないタイプなんじゃないでしょうか?
押され気味だった炭治郎ですが、憎珀天が本気で炭治郎を怒らせてしまいました。
炭治郎も底力を引き出して、どうにか体力が尽きる前に半天狗の首を斬ってほしいと思います!
水獄鉢からの脱出成功
無一郎くん、やっと水獄鉢から出られましたね!
水中で死を覚悟しながら、大切な人や大事な言葉を思い出した無一郎くん。
まだ小さい小鉄くんが必死に自分を助けようとしてくれ、無一郎くんは小鉄くんのおかげで見事に水獄鉢を脱出しました。
覚醒した無一郎くんは、記憶がない時とは別人のようです。
たくさんの人からの“想い・言葉”を思い出した無一郎くんは、鬼と戦う目的がより明確になりました。
きっと無一郎くんは玉壺を斬って里の人たちを守ってくれます!
一方、水獄鉢に無一郎くんを閉じ込めて安心しきっている玉壺ですが、一心不乱に刀を研ぐ鋼鐵塚さんの集中力に嫉妬して、ひとりで騒いでいたのが少し可愛く見えてしまいました…苦笑
鋼鐵塚さんは玉壺に何をされても刀を研ぐことを辞めませんでしたもんね。
そして、鋼鐵塚さんのイケメン素顔も披露されました笑
まとめ
無一郎くんのことをあまり良く思っていなかった小鉄くんですが、自分が傷付くことも恐れず、無一郎くんを助けようとしていたシーンに胸が熱くなりました。
小鉄くん、まだ10歳なのにとても人間として出来てます。
水獄鉢を脱出し、心を取り戻した無一郎くんはまずひと安心ですが、重症を負っているはずの小鉄くんの状態がとても心配です…
『鬼滅の刃』には、鬼の中にも同情してしまう過去を背負った鬼も登場します。
玉壺には何も感じないだろう、そもそも人間時代なんてあったのか?と思っていたのですが、鋼鐵塚さんより自分の方が集中力がないと認め、嫉妬しているシーンに妙に人間臭さを感じました。
玉壺の好きなところは『声優さんだけ』だったのですが、玉壺の芸術家としてのプライドに少し好感を持ってしまいました…敵なのに。
文章:天蔵