出典:©三田誠・TYPE-MOON / LEMPC
主人公のロード・エルメロイは、魔術協会の総本山である時計塔の一級講師です。ライネス・エルメロイ・アーチゾルテに任命されて時計塔の守護者として魔術界の安定に従事しています。4話では降霊科の重鎮「ウィルズ一級講師」が父から譲り受けた館についての遺産相続が問題化されます。
屋敷の謎を追うエルメロイたち
ウィルズ一級講師の父親(故)トレヴァー卿が所有するマーベリー工房が暴走し、トレヴァー卿も含め多数の犠牲者が出た事件についてロード・エルメロイⅡ世とライネス・アーチゾルテ、グレイの3人がウィルズのもとを訪れるところから始まります。降霊科のウィルズはエルメロイの目前に妖精を降臨させてみせます。妖精は、この工房が完成した時から住み着き、また妖精が現れるたびに誰かが死ぬといった謎を持っています。霊脈のバランスが不安定なせいで法政科から引き取ることを宣告されているこの不思議な屋敷の謎はエルメロイ達の力により真相が暴かれようとしてます。そして続きのストーリーは5話に続きます。
時計塔のカリスマ ロード・エルメロイ二世
・ロードとは
本来1話完結で、いずれ聖杯戦争へと続くはずだったこのアニメですが、今回は続き物として演出されています。ロード・エルメロイⅡ世は、時計塔の十二番目の学部である現代魔術学の学部長で、カリスマ的存在として君臨しています。
・エルメロイⅡ世の現実
但し、魔術においても体力にしても脆弱な一面を見せており、学習能力と知識だけは優れているけれど、決して圧倒的な強さを持つ魔術師でも武闘派でもありません。シュッとした顔立ちと博識に騙されている部分もありますが、聖杯戦争に参加できるほどの身の丈ではないのかもしれません。
新たな敵はネクロマンサー?
4話の時点で今回の一件は死霊魔術師(ネクロマンサー)により起こされた事件とみられています。今は亡きロード・エルメロイⅠ世と聖杯戦争を思ってか、物語の冒頭で「やるさ、私はあなたの臣下だからな」という悲痛な心情を明かすシーンは見所の1つです。
文章:Shinichiro.S
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