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夏休みに公開されるアニメ映画の代名詞・劇場版ポケットモンスター。
今年は7月12日(金)に「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」が公開されます。
1998年に公開され、劇場版第1作目にして最高傑作と名高い「ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」を、21年振りに『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』として3DCGとしてリメイクした今回の作品。
前作の興行収入はポケモン映画で最高額となる76億円。世界中で大ヒットを記録し、全米ではいまだに日本映画の歴代興収第1位を保持している名作です。
第1作目同様、監督は湯山邦彦がつとめ、ミュウツーの声を演じた俳優の市村正親が再び同役を担当しています。主題歌『風といっしょに』を担当していた小林幸子は今回、何作にも渡りポケモン映画で声優を務めるタレントの中川翔子とコラボ歌唱。
また、ポケモン映画22作品全てのナレーション担当をされ、昨年逝去されたオーキド博士でお馴染みの声優・石塚運昇。今作が遺作のひとつとなります。
今なおシリーズ最高傑作との呼び声が高い前作をリメイクした『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』に大きな注目が集まっています。
懐かしいけれど新しいこの作品。夏休みに見に行きたい映画になることまちがいなしです!
『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲EVOLUTION』あらすじ
全世界に告ぐ。
原点にして、最高峰。
「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」その二つをもつ冒険者の前にだけに姿を現すという幻のポケモン・ミュウ。全てのポケモンの“はじまり”と言われ、世界中のポケモン研究社が行方を追うなか、ついに一人の科学者がミュウの化石を発見し、それを元に神をも恐れぬ禁断の行為に手を染めてしまう。
「ここはどこだ…。わたしは誰だ…。」
最強のポケモンをつくりたいという人間のエゴによって、ミュウの遺伝子をもとに人工的にこの世に生み落とされた伝説のポケモン。その名もミュウツー。
生まれた意味も分からず、自分が何者なのか、存在する理由も分からないまま、最強の兵器としての実験を繰り返されるミュウツー。その心の中に、自分を勝手に生み出した人類に対する憎悪の念を宿していく。
「これは、わたしを生み出した人類への、逆襲だ!」
ある日、サトシたちの元に届いた一枚の招待状。それは強いトレーナーたちを招くパーティーへの招待状でした。嵐の中、開催地であるポケモン城にたどり着いたサトシたち。そこで彼らを待ち受けていたのは…。
物語の奥深さに感銘を受ける!
21年振りにリメイクされた「ミュウツーの逆襲」。
幼少の頃に見たことがある方も多いのでは?
(サトシの年齢は10歳のまま変わりませんが、こちらは随分年を取りました…。)
筆者は母親と姉と一緒に映画館に見に行き、母親にグッズ売り場でピカチュウグッズを買ってもらった記憶があります。
今はスリムなピカチュウですが98年はぽっちゃり気味でした。
世界的なキャラクター・ピカチュウはどんな体系でも可愛いです。
今作のメインキャラクターはミュウツー。ちなみにメインを務めるのは6年ぶり3回目。ポケモン映画で最多です。
ミュウツーはどのようなポケモンなのかというと
・いでんしポケモン
・エスパータイプ
・幻のポケモン・ミュウの体の一部の化石を元に、人工的に作られた
・テレパシーが使え、人間とコミュニケーションが取れる
・あらゆる能力をかねそなえた最強のポケモン
といった特徴があります。
ロケット団により戦闘能力などを強化され、人工的に作られた生立ちから自身の存在意義を見出せずに苦しんでいたミュウツー。自分を造った組織を裏切ったことをきっかけに、ポケモンを統制するシステムへの反発や自分を利用するためだけに作り出した人間たちへの憎しみから人類に対する逆襲を企てるのです。
この映画の見どころはこの2点です。
本物の“ミュウ”とコピーの“ミュウツー”の戦い。
争いに巻き込まれたサトシ達はどうなってしまうのか
この作品のテーマが「自分自身の存在意義、人間への復讐」という重いものでした。幼少の頃はその答えは分かりませんでしたが、人間への復讐のために関係の無い者を巻き込むミュウツーに憤ったサトシが取った行動に感動しました。
自分とは何か。友情のすばらしさ。哲学的であり、深いテーマがあるこの作品は、大人も子供も色々なことを考え、学べることでしょう。
文章:まい