出典:©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA
『ダンジョン飯』が、2024年1月にアニメ化されると知ったので、それまでは死ねないと思いました(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
これを書いている今現在、バチクソに眠いんですけど、カフェインに耐性ができているせいか、コーヒーを飲んでも気休めにしかならない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「『地獄楽』第七話を観たよ!」とかいった話です。
あらすじ
神仙郷に集落らしき物を見つけた画眉丸達は、不思議な少女、および木人と出会う。
木人から、神仙郷を統べる仙人、「天仙」の存在を聞くのだが……?
結論:サービス回!
さて。今話は、島の謎が少し明らかになります。
人間ではない仙人、「天仙」および、島に住む人物(?)の出番が多い。
キッカケは、謎の少女、メイなのですが、彼女を守るように、「歩く木」のようなクリーチャーがいる。
その「木人」に、画眉丸達一行は、村へ案内されるのですが……当初、警戒心バリバリです。
そりゃそうでしょう、罠かもしれないんですから、頭っから信じろというのも無理です。
が、しかし。木人が「風呂もある」と言うと、コロッと態度を変える、主に杠。
……今話、結構な長さで、風呂のシーンがあります。いわゆるところの「サービス回」ですね。
風呂は人を無防備にする!

出典:©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA
風呂を満喫している杠を、担当の仙太が難しい「監視」の名目で、佐切も一緒に入るのですが……
いざ湯船に浸かると、さすがの佐切も緩む。自己嫌悪に陥りつつも、メタクソ緩む。可愛い(可愛い)。
一方の画眉丸は、どうやら湯船が苦手な様子。
回想の中で、妻に背中を流してもらうシーンが入るのですが、そこでも湯船を拒否する様は、「猫みたい」と思われています。可愛い(可愛い)。
神仙郷の少女、メイも風呂に入らんとするのですが、画眉丸がバッタリ。
彼はまるっきり気にしないのですが、狼狽えるメイもさることながら、佐切が許さない。
ビシッとその場を仕切る佐切。この辺、真面目な性格が出ています。
「気を引き締めるべき時こそ、緩めるべきところは緩める」
そんな旨のことを、画眉丸の妻が言いました。
結局、揃ってサッパリしたことで、改めて自分の目的を認識し、気を引き締める画眉丸でした。
フラグ?
ところで、メイの身体には、大きな傷痕があります。
それについての詳細は語られないのですが、画眉丸の回想に関連して、彼は、「傷を隠さなくてもいい」と、彼女に言います。
そんな「優しさ」の一端を見て、佐切も、「画眉丸は、本当に悪人なのか?」という疑念を持ち始めます。
第一話から、その「片鱗」は見え隠れしていましたが、佐切の画眉丸に対する意識が、また一段変わってきた様子。
まして、カタブツなのはそうにしても、過ぎるほどに「女らしい」佐切です。
惚れるなよ! むしろ、惚れたら話が転がるぞ!?(無責任なヤジ)
その一方で……
天仙に遭遇した、弔兵衛と桐馬。
木人の話によれば、「人間は生かして帰さない」らしい。
天仙は不死身。胴体を袈裟懸けにぶった斬られようが、すぐさま再生する。
……余談ですが、その、天仙の身体が再生する過程が、なんとなく、『HELLSING』における、「エレナの聖釘(せいてい)」を使った後の、アンデルセン神父みたいでした。
話を戻して、天仙の力は圧倒的。弔兵衛と桐馬は倒され、穴の中へ落とされます。
また余談ですが、「穴に突き落とす」という描写を見ると、(アニメじゃないですけど)映画の『300(スリーハンドレット)』を思い出します。
穴の底は、花と化した人間がいっぱい。
木人の価値観では「美しいこと」らしいですが、当人達にとってみれば、冗談じゃねえ。
さあ、弔兵衛と桐馬は、この後どうなる!?
まとめ
今話は、サービスとシリアスが、いい塩梅でミックスされた回でした。
なんか、佐切の「女らしさ」、「優しさ」が、回を経るごとに、丁寧に描かれているような?
しかし、「不老不死の仙薬」は、「本当にある」という事実が判明。
ただ、「人間は生かして帰さない」と、木人の曰く。
天仙も、画眉丸達にはそのうち出会うでしょうが、どう転んでも、協力してくれそうにない。
さあ、なかなか絶望的な状況下、どう展開する!?
死罪人としては、画眉丸は主人公ですから当然ながら、ヌルガイと巌鉄斎も、動向が気になる。
ワンクールの後半戦、今後が楽しみです。
んじゃまた。
文章:フジカワ