出典:©三田誠・TYPE-MOON / LEMPC
ライネス・エルメロイ・アーチゾルテの手で、ロードという(時計台の守護者)の権威を与えられたエルメロイのその後を描く本作ですが、小説版は2019年5月17日に完結し、テレビシリーズが2019年7月にスタートしているので、まずは小説から、という見方もあるかと思います。
エルメロイの異変
ロードとして時計塔を守りながら魔術学校の講師を務めるロード・エルメロイⅡ世は、ある日の授業でいつも通り騒がしく現代魔術科の授業を行っていましたが、偶然聴講に来たルヴィアは、エルメロイの異変に気付きます。何があったのかとグレイに尋ねると、どうやらエルメロイが挙動不審なのは、行きつけの喫茶店が電気系統のトラブルで閉店していることが原因らしいとわかります。しかし、実際は時計塔、動物科の権力闘争が原因であり、エルメロイの手により事態は収束に向かいます。
3話の事件はエルメロイの身近で起きた権力闘争
序章
第2話に比べてゆったりとした物語の立ち上がりでした。エルメロイは相変わらずクールな一面とコミカルな一面を両方持ち合わせています。
エルメロイの死活問題
誰にでも生活のルーティーンに欠かせない場所があるかと思いますがエルメロイは仕事と学習の殆どをこの喫茶店でこなす為に喫茶店のトラブルは、死活問題なのです。ここで、うっすらと縄張り争いの態を表しています。
事件の真相は?
事件は喫茶店、敵は動物科の電気を食べて巨大化する生物でした。エルメロイが喫茶店から地下水路に入った時も稲妻の結界が張られていました。
エルメロイの魅力
エルメロイは、少なくても3話の時点では権威だけあって魔術師としての実力は生徒たちにも及ばないほど弱いということが判明しています。その予感はアーチゾルテに逆さ吊りにされた初回の放送から始まっていましたが、エルメロイの凄いところは勉強好きで博識、そして正義感と優しさに富んでいることです。この頼りなくも安心できるキャラクターのこれからの成長を切に願っています。
大人気Fateシリーズのスピンオフ作品
Fate/zeroで登場したウェイバー・ベルベットに焦点を置いたミステリー作品である今作。イスカンダルを再び召喚して第5次聖杯戦争を勝利しようと目指すエルメロイの姿はFate/zeroを観た方ならきっと熱くなるのは間違いないですよ!
文章:Shinichiro.S