この作品は「ポケットモンスター」の20周年作品です。サトシとピカチュウの出会いから伝説のポケモン・ホウオウとの接触まで、凝縮された内容の濃いストーリーになっています。監督はポケモンシリーズでおなじみになった湯山邦彦氏が担当しています。尚、今作は劇場版ポケットモンスター20作目の作品です。
サトシとピカチュウの出会い
マサラタウンに住む10歳の少年「サトシ」は念願叶ってポケモントレーナーになります。サトシは初めてのポケモンを獲得しようと明日を楽しみに就寝しましたが、朝起きると寝坊していることに気づきます。急いでオーキド博士の研究所に向かうと、そこには売れ残りのポケモンが一匹だけいました。そこにいたのがピカチュウです。
通常、ポケモンはモンスターボールに入るのですが、出していないにも関わらず、度々モンスターボールから勝手に飛び出すやんちゃぶりです。そして、いよいよサトシとピカチュウの冒険が始まります。
徐々に絆を深めるふたりの関係に注目!
テレビアニメシリーズを途中から観ている人にとっては意外なことかもしれませんが、ピカチュウはサトシに対して反抗的で、サトシとピカチュウは度々衝突していました。この映画で描かれている2人の出会いはテレビアニメシリーズの第1作で描かれています。
二人の距離が近づいたのは、オニスズメの大群に襲われるピカチュウをサトシが身を挺して守ったことがきっかけでした。
自分達の存在の小ささに気づく瞬間
その後、登場するのはホウオウというポケモンです。アニメ第一話ではその名は登場しておらず、後にポケモンであることが判明します。
ポケモントレーナーからポケモンマスターへ、そして、やがて最高のパートナーに育っていく二人の絆に注目すべき作品です。
文章:Shinichiro.S