出典:©2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP
ライトノベル作家をやっている和泉正宗(いずみ まさむね)。
中学生のある日、親の再婚によって紗霧(さぎり)という、義理の妹ができた。
が、すぐに親は事故で亡くなり、紗霧は自室に引きこもり・・・1度しか顔を合せないまま3年が過ぎた。
政宗にはもう一つ気になっていることがあった。
自分の作品の挿絵を担当しているイラストレーター、その名も「エロマンガ」
一体どんな人物なのだろうか?
ある日、そのエロマンガ先生が顔出しでネット配信するという情報を受け、見て見ると・・・。
顔をお面で隠してはいるものの、ついさっき紗霧の部屋の前に運んだばかりの食事が映りこんでいた。このことから、「エロマンガ」先生は、2階に引きこもっている紗霧だと気づく。
紗霧は、亡き母が使っていたペンネーム「エロマンガ」を、そのまま引き継ぎイラストレーターとして活躍していたのだ。
兄政宗のことが嫌で避けていたと思いきや、実は顔も合わせづらいくらい好きで好きで溜まらない様子。
いつ好きになる要素があったのだろうか?
ごはん
政宗は料理が上手い。
いつも食事をドアの前に運んでくれる。
しかし、仕事に没頭しているときは食事の準備も忘れる。
生きた参考資料がくる
政宗の作家仲間でもある女子が訪ねてくる。
その女子の下着や水着姿を、イラストの参考資料にしている。
これで作品の世界感が広がった模様。
なお、それまでは自分を撮影して使用していた模様。
ただ、恋敵が増えただけのような気もする。
政宗が学校や出版社で、家にいないときがある
そんな時でも外出はしない、洗濯やお風呂はその隙に済ます。
のびのび過ごせる時間があって、ある意味、距離感がちょうどいい。
答えを言ってしまうと
政宗がプロになる前・・・ウェブ小説サイトに投稿して遊んでいた小学生時代に、いつもファンレターや稚拙なイラストを送ってきていた自称「男子大学生」が実は当時7歳の紗霧であった。
政宗はプロの小説家に、紗霧はプロのイラストレーターになって、将来一緒に仕事することを誓い合って連絡を絶つ。
だがここで新たな謎が・・・。
「和泉マサムネ」というペンネームから紗霧のほうはすぐに気づいたにしても、政宗はいつ紗霧に気づいたのかという新たな謎が残る作品です。
そうそう、たまにBGMに尺八の音が流れてくるのは、煽っているのだろうか?何を?という謎もある作品です。
文章:ヒトツメロバ