出典:© 創通・サンライズ・MBS
成長したスレッタ
前回はノエルによって学園が崩壊してしまい、ペトラも重症を負う事態となりました。
ミオリネも追い詰められており登場人物のほとんどが余裕のない状況の中、スレッタは健気に自分に出来ることを頑張っていました。
スレッタが成長した姿を見られて嬉しいのと、ここからまた戦いに巻き込まれていくと思うと複雑な気持ちになります。
第21話「今、できることを」の内容をざっくりと
崩壊してしまった学園に取り残された生徒は不満を抱えながら過ごしていました。
そんな生徒にブランケットや保存しておいたトマトを配るスレッタでしたが、彼女の元にベルメリアと宇宙議会連合のグストンが現れます。
ベルメリアはクワイエット・ゼロがどういったものかをスレッタを含む地球寮のメンバーに伝え、グストンはプロスペラの企てを阻止するため彼女の娘であるスレッタに説得を頼みます。
スレッタは、自分がプロスペラの本当の娘ではないこと、本当の娘はエリクトであること、自分がエリクトの遺伝子から作られたリプリチャイルドだということを皆に聞いてもらいます。
「お母さんにとって一番大切なのはエリクトだから、私が何を言っても聞いてくれないと思います」と頼みを断るスレッタでしたが、説得以外の方法としてあるガンダムに乗ってほしい、と言われます。
一方、ベネリットグループはペイル社の告発により宇宙議会連合から企業解体を目的とした強制介入が議決されました。
グループの存続を最優先にするよう、サリウスは自身とグラスレーを切り捨てるようミオリネに伝えますが、ミオリネは「誰かを犠牲にするのはもう、嫌です」と告げます。
そしてプロスペラとエアリアルによってクワイエット・ゼロが起動し、その姿を現します。
感想
スレッタがトマトを配っていた相手、よく見るとスレッタが学園に来たときに嫌味を言ってきてた相手…ですよね?
しかもチュチュ先輩がトマトを配った相手は、スレッタに嫌がらせをしてキレたチュチュ先輩が殴ったあの生徒なんですよね。芸が細かい。
落ち込むミオリネに寄り添うグエルはSeason1の頃と比べると本当に大人になったなぁ、と感じました。
ミオリネも総裁になるために落ち着きのある社会人のように振る舞っていましたが、サリウスとグラスレーを切り捨てられない、と言うところで「そういえば少し前までは学生だったんだもんな…割り切れないよな…」と思いました。
スレッタが自身のこととエリクトのことを説明してくれて情報の整理が出来たのは良かったですが、そこまで知っていても「お母さんが大好き」と言うスレッタが健気すぎて泣きそうになりました。
そんな良い子を化け物と呼ばれるガンダム(キャリバーン)に乗せる発想、どうかしてるだろ…!と怒りたい気持ちを抑え、キャリバーンとスレッタがどんな関係になるのかも気になります。
ペトラが何とか一命を取り留めていたのは安心しましたが、今度はその件でラウダが復讐に燃えてしまい、もう誰が最後まで生き残るのか分からなくなってきましたね…
次回、「紡がれる道」
物語の展開も気になりますが、キャリバーンってどんな機体だろう?という点も楽しみです。
文章:大葉勺々