出典:©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
あらすじ
歩道橋の欄干に立ったあかねを引きずり戻したアクア。
共演者に支えられ彼女は番組を続ける決意をする。
一方、アクアはあかねに染み付いた偏見を払拭する為の策を実行する…。
本気の思い
アクアに引き留められて命を失わずに済んだあかね。
アクアとあかねは共に、警察に厄介となっていた。
「娘から番組は見ないでと言われていて。私はネットに疎く…こんな事になっていたなんて…どうして話してくれなかったの?」
母親の問い掛けに、あかねは泣きながら「心配かけたくなかったから」と口にする。
そんなあかねを見た母は、少し寂しそうな表情を見せる。
一方、アクアはミヤコと会話していた。
「人は簡単に死ぬ。誰かが悲鳴をあげたらすぐ動かなきゃ手遅れになる」
真剣な表情でそう口にしながらも、タクシー代はしっかり取ろうと考えているアクアに、ミヤコはケチねと口にする。
「アカネ!」
「なんでこんな心配させて…!なんでよもぉ!相談してよぉ!」
あかねを心配して駆け付けたゆきは、本気であかねの事を思っているからこそ、あかねの頬をビンタする。
泣きながら抱き着くゆきや、他の共演者を前に…あかねは“今後”について口にするのだった。
書き換わる世界
番組を降板せずに続けるというあかねに協力を約束する共演者たち。
しかし、アクアだけは“別の考え”も持っていた。
「腹が立ってしょうがないんだよ」
黒に瞳を光らせるアクアは、あかねのイメージを払拭するためにある行動を起こす。
アクアは、めむちょを始めとした共演者たちと皆で楽しく過ごしている姿を撮影した“自分たち”の“今ガチ”をSNSに発信すると言う。
共演者たちは勿論、大賛成で協力してくれていた。
そしてアクアは、あかねのイメージを払拭するために“ある映像”をスタッフに要求する。
「Dは今いくつですか?」
「35だけど」
「あかねは17だ」
「プロだろうと何だろうと17歳なんて間違いばっかのクソガキだろ。大人がガキ守らなくてどうすんだよ!」
アクアの言葉と、あかねが真剣に仕事に取り組んでメモを取っていた姿を思い浮かべたスタッフは、映像の提供を約束するのだった。
全ての素材が集まり、アクアは休む間もなく動画編集に勤しむ。
そして、めむちょによってSNSに発信された動画は、わずか1日で7万4千のリツイートを得るのだった…。
全体的な感想
今回は泣けるシーンが多すぎました。心に直接来るような最高のシーンで溢れていました!
アクアがスタッフに対して放った言葉も良かったですが、一番はゆきがあかねをぶったシーンですね。
あそこで、あかねの事をビンタ出来るのは…本当に思っているから、本当に大事だからこそ出来ると思いました。
共演者とアクアによって作られた動画は瞬く間に再生されてバズりました。
これで、あかねが再び元気を取り戻して明るくなってくれたらと思います。
実際、ゆきとアクアのおかげで大分、笑顔を見せてくれるようになっていましたからね!
しかし、“アクアの理想の女”を調べ演じようとするあかねには恐怖を覚えました。
正直、探偵業とか向いてそうだなと思いました…。
ありとあらゆる方向から考察して情報を確立する、あかねの能力に驚きを隠せません。
アクアとあかねの関係がどうなるのか、アクアの心境は…。次回が待ち遠しいです!
文章:クラッシャー佐藤