出典:©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
精神科医ロイド・フォージャーの正体は、凄腕スパイの「黄昏(たそがれ)」である。
彼に託された次なるミッションは「結婚して子供をこさえること」
ターゲットの政治家に近づくために家庭を持てというのだ。
養護施設から適当に選んでもらってきたアーニャ、洋服の仕立て屋でナンパしたヨル・ブライアで「なんちゃってファミリー」を結成。
実は、ヨルは殺し屋、アーニャはエスパーという裏の顔があることは、ロイドは知る由もない。
勉強嫌いのアーニャを名門イーデン校に入学させ、さらに特待生に昇格させるべく奮闘する。
ファミリーに関わって命を落とすのは、人間ばかりではありません。
聞こえる、聞こえる、ファミリーに関わった物たちの叫びが・・・
蚊
政治家であるターゲットに近づくためには、イーデン校の父兄懇談会に出席しなければならない。
そのためにアーニャを入学させるべく、家族3人で面接を受ける。
無神経な質問ばかりぶつけてくる面接官の悪態にキレたロイドは、思わず机を殴り破壊する。
が、そこに蚊が・・・。
蚊が言っている。
「殴ったね。親父にも殴られたことないのに・・・(グハッ!)」
かぼちゃ
ヨルとアーニャで夕飯のお買い物。
名門イーデン校の制服を着たアーニャを、金目的で誘拐しようと狙う輩に遭遇。
ヨルは暴漢が投げつけたカボチャを素手で破壊する。
カボチャは言っている。
「俺が何をした?解せぬ・・・(グハッ!)」
ボール
ヨルとアーニャが夜の特訓・・・。
と言っても、試合でMVPを取るためのドッヂボールの特訓。
ヨルがお手本として投げたボールは、光の尾を放ちながら公園の林の中に消えていく。
暗闇の奥で木々をなぎ倒す音をさせながら・・・。
ボール「俺、すげー!俺はどこまでも行ける!」
なお、このボールはどこまで飛んでいったのか、その後、発見されることはなかったと思われる。
血しぶき
1年前に結婚していた、ということにしたヨルとロイドの「今さら結婚祝い」
酔った姉ヨルのビンタをまともにくらい吹っ飛んだ弟ユーリ・ブライアは血まみれに・・・。
ユーリの頭から盛んに噴き出す血が言っている。
「姉さん、返り血避けるのうまくなったね」
ヨル姉さんからのご褒美がチューからビンタになったのも、二人が大人になった証なのだろう。
本来敵同士である仮面夫婦のロイドとヨル。
お互いの素性を知らぬままの関係がいつまでつづくのか?
「子はかすがい」アーニャの采配も見ものです。
文章:ヒトツメロバ