出典:©金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
あらすじ
自身の理想として存在し続けていた“かいぶつ”を振りほどき、ついにエゴを“覚醒”させた蜂楽。
これまで誰かを求めていた蜂楽が、己のゴールの為に突き進んだ先に待っていたのは、そんな蜂楽のエゴを信じて動いた潔だった。
決死のカットに成功した潔だったが、空を舞うボールは無慈悲に、そして残酷に勝者のもとへ…。
8人のエゴイストたちが火花を散らした試合に、ついに決着の時が訪れる。
ただ1人、信じた男
暴走する蜂楽のドリブルに翻弄された潔たちだったが、蜂楽を信じ、蜂楽が放ったシュートに追いつく事に成功した潔。
「この瞬間、潔世一のプレーは確かに糸師凛を超えていた」
凛を超越したプレーを魅せた潔だったが、そのボールは無慈悲にも凛の足元へと舞い降りてしまう。
凛はそのままシュートを放ち、ゴールを決める。
こうして試合が終わりを告げたのだった…。
一握りの“運”に敗北を期してしまった潔は、叫びながらその場に崩れ落ちる。
そして、凛チームに奪われる1人が選定される…。
世界選抜
潔を迎え5人となった凛チーム。
世界選抜と5対5を迎える事となった潔たちは、相手プレイヤーを知り驚愕する。
世界最強ストライカーたちとの真剣勝負を前に、潔は凛のもとへ向かう。
クールダウンヨガと瞑想を行っている凛の真似をする潔だったが、あまりの痛さに苦悶の表情を見せる。
「お前に追いつこうと思って…なかなか痛えなこれ」
凛をライバル視する潔だったが、凛にとって潔はライバルにすらならない存在であった。
「確かにあの試合、あの瞬間、俺はお前に負けていた。でももう、その瞬間は二度と来ねえ」
片手逆立ちをして挑発する凛に、潔も同じポージングを取るが…バランスを崩し凛に覆いかぶさるように倒れてしまうのだった…。
全体的な感想
遂に決着!勝利を手にしたのは凛でしたね。
決死のシュートブロックをした潔でしたが、残念ながらもボールは凛のもとへ…。
どちらが勝っていてもおかしくない状況だったので、本当に悔しい結果になったと思います。
負けた際の潔の叫び声が、脳裏に焼き付いて離れないです。
それほどに悲痛な叫びでした。
そして、潔を失った千切、凪、馬狼も本当に悔しそうでした。
勝てなかった事、選ばれなかった事に対しての悔しさ…。
この悔しさを胸に、3人とも再び潔たちの前に現れて欲しいですね!
凛に追いつこうと、凛と同じ動作をする潔は少し可愛かったです。
今後は、“運”に対しても“学習”した潔の動きが見られるかもしれないので楽しみですね。
文章:クラッシャー佐藤