出典:©はまじあき/芳文社・アニプレックス
あらすじ
新学期が始まり、ひとりの学校では文化祭の準備が始まった。
体育館のステージでの出し物が募集されている事を知ったひとりは、バンドで出演してチヤホヤされたい欲求と、緊張で失敗した時の恐怖の狭間で揺れ動く…。
お前が人間国宝!
文化祭が始まり、体育館で行われるステージが映る。
「大変大変!出演バンドが出れないって!」
突然の事態に慌てふためくスタッフ達に声をかける人物が現れる。
「私が弾きましょうか」
それは、グラサンをかけたひとりだった。
ひとりがステージに立つと、それはもう体育館ではない世界だった。
「抱いてー!お前が人間国宝―!」
埋め尽くされた観客席から様々な歓声が響き渡る。
泣きながら後藤コールをするお客さん達にギターを披露するひとりだったが…ここで涎を垂らしながら目を覚ます。
そう、全ては妄想。夢オチなのだった…。
出演願望
体育館のステージで出し物が募集されている事を知ったひとりだが、出演したい気持ちが強いけれど、中々前へと足を踏み出せずにいた。
持ち前のネガティブ思考で言葉による暴力を浴びたひとり。
「いや!でも、根暗が文化祭で活躍するって王道展開だし…私にもいける!」
そして、結束バンドでライブするシーンを妄想してみるも…自分の登場シーンと喜多との登場シーンの差を考え床に臥せるのだった。
しかし、バイト先で結束バンドの面々に相談してみたところ、虹夏もライブをやりたいと口にする。
虹夏の思いも考えつつ、どうするか悩み続けるひとりに喜多が声をかける。
「出しておいたからね」
「文化祭の個人ステージ!結束バンドで出場するのよね!」
喜多の行動により、作画と情緒が崩壊してピカソ後藤となるひとりなのだった…。
全体的な感想
開幕からクライマックス!夢オチじゃなければ最高でしたね!
今のひとりが大勢の人の前でギターを弾けるイメージはありませんし、歓声を浴びながら最高の演奏を出来るとは思えません。
でも、今の夢が正夢になる可能性もあるわけで…というか正夢にして欲しいです!
せっかく能力があるのに日の目を見ないのは哀しいですからね。
そして相変わらず喜多のポジティブ思考と行動力の高さですね!
見事にひとりの心を刺しまくりです!本当に対照的で面白い2人ですね。
文化祭でライブをやる事になった結束バンドですが、果たして上手く行くのでしょうか…!
逃げずに立ち向かうんだ!ひとり!
文章:クラッシャー佐藤