出典:©高橋陽一/集英社・キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編製作委員会
あらすじ
日本代表VSハンブルクの練習試合は、若林が鉄壁の守りを披露。
ドイツの若き皇帝・シュナイダーの猛攻で、早くも0対2のビハインドに…。
日向は仲間が懸命に繋いだパスでチャンスを得たものの、シュナイダーの激しいプレイによって阻止されてしまう。思わず怒りを爆発させる日向だが…。
サッカーは格闘技
ハンブルクの猛攻に成すすべなく攻められ続ける日本代表。
若島津による決死の三角蹴りディフェンスで何とか追加点を免れるが、差は歴然だった。
日本代表を舐めてヘラヘラ笑いながらプレイをするハンブルクに、苛立ちを見せ始める日向。
そんな日向に、仲間達が繋いだボールが渡る。
「サンキュー立花。このスカイラブハリケーン・パス無駄にはしない!」
「まずは1点!若林、お前とのペナルティーエリア外からの勝負はそれからだ!」
何とか1点を取る為にシュートをしようとする日向だったが、シュナイダーの乱暴なプレイによって阻止される。
シュナイダーに怒りを爆発させた日向は殴りかかろうとするが…。
「サッカーは格闘技のはずだぜ!」
若林の言葉に日向は何とか怒りを抑え仲間達に、試合に勝つ意志を見せるのだった…。
1点のために
怪我をした若島津に代わり、森崎がゴールキーパーとして出場する。
試合に参加出来ない翼だったが、欠かさず声援を送る。
しかし、あっという間にシュナイダーに追加点を許し続け、ダブルハットトリックを決められてしまう。
6対0となるも、日本代表の心は折れていなかった。
「終了のホイッスルが鳴るまで全力で戦う!それが日本代表ジュニアユース魂だ!」
松山の言葉に、全員が諦める事なくフィールドを駆ける。
そして仲間が繋いだボールが再び日向のもとへと渡る。
若林との“ペナルティーエリア外”の勝負にこだわっていた日向だったが、仲間を思い1点を取る為にペナルティーエリア外を捨てるのだった。
そんな日向に若林は“呆れる”のだった。
「ペナルティーエリア外から打って来ると思ったがみっともないぜ。お前はたかが1点の為に俺との勝負を避けたんだ!」
「こんなチームなら日本代表のこれからの遠征、1勝もできやしないぜ!」
若林の言葉に激昂した日向が殴りかかるも、若林にカウンターを貰ってしまう。
その後、2人は殴り合いの乱闘となり…日向はキャプテンを折りて挫折を味わうのだった…。
全体的な感想
流石に格が違いますね。シュナイダーと若林が絶対的存在過ぎて、日本代表では手も足も出ませんでした…。
若島津に代わって森崎君が入りましたが、もはやダイジェストでしたね!
森崎君が取れるとは思いませんけれど、もう少し映してあげて…!
そして日向ですね。何度も考え、そしてまた挫折を味わう事になるという。
日向の人生は本当に大変だと思います。ですが、この挫折によってまたステップアップして帰って来る気がしますね。
そして、若林君は日向にそれを求めているように感じました。来たる日本代表の本戦の為に、日本代表の底上げをしているように見えましたね。
でも若林君、普通に口が悪いのもあって純粋に皆から嫌われそうで怖いです…。
“サッカーは格闘技“は、明言だなとも思いました。今後も、奥深い言葉が生まれそうな予感です!
文章:クラッシャー佐藤