出典:© 2001 Studio Ghibli・NDDTM
つい何度も見てしまう作品
皆さんは「千と千尋の神隠し」は好きですか?
筆者はとても好きです。
DVDが発売された当時、筆者は何度も繰り返し見て、劇中に登場するあの不思議な世界に心惹かれていきました。
大人になった今、改めて「千と千尋の神隠し」を振り返り、心惹かれる理由をまとめたいと思いました。
美味しそうなご飯
ジブリ映画を語る上では外せないのが「ご飯の描写」ですよね。
千と千尋では最初の方で千尋の両親が謎の料理を食べるシーンが出てきます。
一心不乱に食べまくる千尋の両親の姿を見て「美味しそう」と感じたことを覚えています。
他にも、千尋が海を眺めながら食べていたお饅頭のような食べ物も美味しそうですね。
千尋が神様から貰ったニガダンゴをちょっと食べたとき、苦悶の表情を浮かべてからお饅頭をがっついていたので、尚更お饅頭がより美味しそうに見えました。
少し怖いからこそ、見ていたい
千と千尋に出てくるあの世界は、明るいだけの世界とは言えません。
どちらかというと、どこか影があるような、少し不気味な部分もある世界と言えると思います。
知らない世界でひとりぼっちになってしまう千尋。
ハクの助けのもと何とか行動しても、怖いことだらけ…味方と呼べるものはほとんどいない状態。
でも、そんな不気味な雰囲気が逆に好奇心を煽ってくる、筆者はそう感じました。
「怖いもの見たさ」と言えば良いのでしょうか。滅茶苦茶怖いわけでもない、ただちょっと怖い…だけど画面の向こう側の出来事だから見ていられる、だんだんその怖さがクセになる。
だからつい何回も繰り返し見てしまうのかな?と思いました。
キャラクターが可愛い
釜爺が働いている場所では『となりのトトロ』に登場したまっくろくろすけによく似たキャラクター「ススワタリ」が出てきます。
見た目も可愛いですし、金平糖を貰ってはしゃいでいる姿もとても可愛いですね。
個人的には、千尋と一緒にエレベーターに乗ってくれた神様の「おしら様」も可愛いなと思います。
物語の所々でちょこっと登場していて、特にこれといった台詞も発していないのに印象に残っています。
どのキャラクターにも愛される要素があって、見ていて楽しく感じます。
まとめ
美味しそうなご飯が出てきて、ちょっと怖い場面もあって、可愛いキャラクターが登場する。
それ以外にも好きになる要素が沢山あって、何故自分が何度も「千と千尋の神隠し」を繰り返し見ていたか何となく分かりました。
もしまだ見たことが無い、一度見ただけであんまり覚えていない、という方には、これを機に「千と千尋の神隠し」を見てほしいです。
文章:大葉勺々