出典:©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SO製作委員会
今見ているアニメの一つに、『ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン』(以下ストーンオーシャン)がある。
『ジョジョの奇妙な冒険』初の女の子が主人公の『ストーンオーシャン』は今までとはひと味違う。
あらすじ 一味どころか七味も違う
まず第一に、さっきも書いたが主人公が女の子なこと。
主人公の空条徐倫は、三部『スターダストクルセイダース』の主人公、空条承太郎の娘だ。
母親の性格がわからないので何ともいえないが、この子は完全に父親似だといえる。
口癖の「やれやれだわ」は承太郎の「やれやれだぜ」と似ている。それと、ラッシュ時の掛け声、「オラオラオラオラオラオラ!」も似ている。ていうか殆ど同じだ。
娘は父親に似るということなのか。
ここでいいたいのは、確実にジョースター家の血を引き継ぎ、主人公に相応しい精神力やパワーを持っているということだ、多分。
第二に、女性刑務所に収監されているので女の人が多い。
今までの主人公に対抗するかのように声がすごく大きく、とてもはきはきとものを言う。それが徐倫だけでないというのも面白い。
いちいち絶叫していても、体力がすり減らないのは、それだけのパワーを兼ね備えているからなのだろう。中の人はすごく大変なのだろうが。
第三に、今までのシリーズと比べると、ホラー要素が一番強い。ジャパニーズホラーではなく、アメリカンホラーだ。
墓地から死人が出て来たりとあからさまにホラー感があるものもあったが、演出がホラーを匂わせるものも度々あった。
そういえば、荒木先生とホラーの世界みたいな本が家にあった気がするなぁ。売り飛ばされてなかったら持ち主(父)に借りよう。
第四に、スタンド能力が複雑になった。
今までみたいにシンプルな能力じゃ駄目なのだろう。なんか想像してしまうな。
「そんな能力、世界中にあるよ。ダメダメ、考え直して」
的なことを言う編集の姿を。いや、でも編集の方もそこそこ若い人が多いかもしれない。ということは、編集の方が荒木飛呂彦大先生にビビッている可能性もあるし、大先生は滅多なことでは自分のアイデアを曲げなさそうだ。
スタンドが出てきたのは三部からだが、それからいろんなスタンド使いが出てくるので、そりゃ荒木飛呂彦大先生でも新たな能力を考えるのに頭を抱えることになったのかもしれない。私なら枯渇している。
『ストーンオーシャン』の見方の勧め
複雑な能力を理解する為にも複数でアニメを見ることをお勧めする。
これくらいだろうか。
絶叫、メリケンホラー、他では見れない不思議な能力が溢れる世界。そんな世界を覗いてみてはいかがかな。ハマるもハマらないも貴方次第。
文章:hyperhyperparasite