出典:Ⓒスバルイチ・小学館/勇者が死んだ!製作委員会
いつしか地獄の門が開き、そこから魔物が出没するようになった。
その魔物を撃退すべく作った落とし穴にかかって死んだのは、地獄の門を目指していた勇者だった。
勇者を死なせてしまった大根農家トウカ・スコットは、夜中にこっそり死体を埋めて、事実を隠蔽する。
しかし、朝になるとトウカは、勇者になっていた。
ネクロマンサーのアンリ・ヘイズワースの術によって、勇者の死体に精神を移されたのだ。
幼馴染のユナ・ユニスとアンリとPTを組み、トウカは勇者のやり残した「地獄の門を閉ざす」ため、旅に出る。
精神を別の体に移し替える「憑依屍術」
この術は何か別の使い道がある?
勇者に憑依
勇者シオンの亡骸に精神を吹き込まれ、勇者として過ごすことに。
このまま勇者になりきって、勇者に憧れを持っているユナといい関係に・・・
だが、死体は死体。
どんどん腐敗が進んで行くのだ。
その死臭はユナはおろか、いかなる人をも遠ざけさせる。
代わりに寄ってくるのが、魔物、野犬。
たちまち襲われ、体の各部位が持ち去られる。
そう、「いろいろ身軽になる魔法」が、使えるのだ!
ユナに憑依
ユナがゾンビに噛まれた。
ユナの魔人化を阻止するため旅に出る。
トウカには長年の夢があった。
それは・・・
ユナの裸ニーソを拝みたい。
ユナの太ももを百回揉みたい。
ゾンビに噛まれたことで、魔人化の術にかかったユナ。
その事実を隠すため、ユナの体に乗り移ったトウカ。
これはチャンスと思いきや、そうはならない。
ユナの精神も同居しているためか?
だが、いつか・・・
これも憑依?
魔物の襲撃を受け、立場を忘れて、逃走する町長。
いや、町長ともあろう人が、街を捨てて逃げ出すはずがないではないか?!
トウカが憑依しているのではないのか?
王女マルグリット・ファロムの裸ニーソが、彼を踏みとどまらせた!
この行動はまさしくトウカそのもの!
これこそトウカが町長の体に乗り移った証ではないか!?
権力者になって何かを企んでいた?
トウカは言わば、精神のホームレス。
勇者になる?町長になる?ユナになる?
あなたなら誰の体に入りたい?
地獄の門を閉ざしたい勇者。
町を復興させたい町長。
勇者と子孫を残したいユナ。
みなさん、引き継ぐべきお仕事がたくさんですよ。
文章:ヒトツメロバ