出典:©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会
セーラー服に憧れ、私立蠟梅(ろうばい)学園中等部へ入学したら、学校指定の制服がブレザーに変わっていた。
ただ一人、セーラー服で過ごすことを許可された明日 小路(あけび こみち)は、ブレザーを着込んだクラスメイトを次々と倒していくのだ?
このクラスのラスボスは木崎 江利花(きざき えりか)と見る。
なぜなら・・・
釣り勝負
バイオリンやピアノなど多才な才能をお持ちの江利花は小路に、釣り勝負を挑む。
よく釣りをして遊んでいた小路は引き下がれない。
実は釣りは本からの知識と聞きかじった程度しか知らない江利花。
一方小路も、ザリガニ釣り程度しかやったことない。
釣り針がその辺にひっかかる。
魚がかかってもうまく対応できない。
とうとう持参してきた水着に着替え、湖に飛び込んで魚を獲りに行く。
勝負はもはや、釣りではなくなっていく。
水泳勝負
次なる江利花の作戦。
それは水泳を得意とする水上 りり(みなかみ りり)を小路にぶつける作戦。
体育祭のクラス対抗水泳競技にアンカーとして推薦を受ける水泳部のりりに対し「ちょっと待ったー!」を掛けたのは江利花だった。
先日の釣り勝負でのことから江利花が、小路をアンカーに推薦したのだ。
直接対決の結果、惜しくも敗れた小路だったが、りりとがっちりと握手を交わし友情を深める。
またしても江利花の目論見は失敗に終わる。
体育祭の後夜祭
ダンスを披露することになった小路。
サプライズで江利花もピアノを生演奏。
さあ、勝負だ。
小路が踊り疲れするのが先か、江利花が演奏疲れするのが先か。
ピアノが疲れたので、途中バイオリン演奏に切り替える江利花。
それにも疲れ、再びピアノ演奏に戻る。
しかし、もはや片手でしか演奏する力は残っていなかった。
そしてついに江利花は力尽き、静かに演奏が終わる。
なんで江利花は小路に対して、闘争心を燃やしているのかって?
そりゃあ、登校初日の誰もいない朝の教室で、江利花がひとり、足の匂いを嗅いでいたところを小路が見てしまったからでしょう。
他人の秘密を知ってしまうと、後が怖いですね。
文章:ヒトツメロバ