出典:©恵ノ島すず・えいひ/KADOKAWA/ツンリゼ製作委員会2023
どのルートを辿っても最終的に魔女化してデッドエンドする悪役令嬢リーゼロッテ(通称リーゼ)。
彼女を救うには?
その方法はただひとつ、それは・・・
ツンデレという概念のない世界に、ツンデレを流行らせろ!
乙女ゲーム『マジカルに恋して』をプレイしていた、とある高校放送部の遠藤くんと小林さんは、ある日、自分たちの声がゲームキャラ、リーゼの婚約者ジークヴァルト(通称ジーク)に届いていることに気付く。
彼らの声を「神の声」として聞くジークにツンデレの魅力を、リーゼの魅力を叩き込む。ジークを通じて周りの人間も、ツンデレに、リーゼに魅せられていく。
それでもリーゼの魔女化への危険はぬぐい切れない。
リーゼをラスボス化に追い込むものが、ジークとの破局から別のものへと変わっていく?
NTR
リーゼは、身の危険が迫っている主人公フィーネを守るため、同居することになった。
だが、彼女の正体は・・・
侯爵家の血を引き、家督争いから逃れるため母と共に逃亡中の身であった。
そんなフィーネは実は、リーゼの従姉妹に当たるという。
いや、それ以前に彼女は、刺客を返り討ちにしているうちに?レベル99(カンスト)のゲーム内最強となっていた。
ツンデレに、リーゼにどっぷりはまっているフィーネに?もしかしたら恨まれているかもしれないリーゼに?いつか襲われる!!という恐怖心が募る。
魔女化!
疎外感
フィーネに気品のある振る舞いを押し付ける。
フィーネを思ってのことだが、言い方はとげとげしい。
だが、小林の解説を受けて、周りのキャラが笑顔を向けてくる。
ツンデレキャラを辞められたら・・・と思うと、リーゼに悟らせてはいけないのだ。
だがそれは、ひとりだけツンデレを共有できないリーゼには疎外感でしかない。
わたしだけ仲間外れ?当のリーゼは、ツンデレを知らないがために「自分はツンデレだ。自分はかわいい」と思わないのだ。
唯一状況を把握できてないリーゼは「こんなわたしが可愛いわけない。人に好かれるわけない」と逆に闇落ちして・・・
魔女化!
羞恥心
「ツンデレとは?」
みな口々に「ツンデレ」を発してくる。
ツンデレを知らないのはリーゼロッテ本人だけである。
それは常識なの?知っていて当然のことなの?知らないと恥ずかしいことなの?
魔女化!
ツンデレを知らない唯一の存在であるリーゼ。
みんなが知っているのに、自分だけ知らないなんて怖いことですね。
ところで「ズンドコベロンチョ」って何?
文章:ヒトツメロバ