出典:©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
あらすじ
アイの死から十数年。
遺された双子の妹・ルビーはアイドルを目指すが、兄・アクアの根回しによってチャンスを掴めずにいた。
だが、母に憧れるルビーの気持ちは止まらず…。
アイドルオーディション
亡くなった母・アイのようなアイドルになりたい。
ルビーはアイドルを目指してオーディションを受けていた。
応募総数13万6114人という数から、1288人しか通過できなかった書類選考。
ルビーは見事その中に残り、面接を終えていた。
「正直、手応えはあるんだよね!」
そう友人に口にするルビーは、友人からも可愛さとダンスを褒められる。
友人と会話を重ねるルビーは、母のような“トップアイドル”になる事を夢見ていた。
自宅に戻った後も、「私はママみたいになる!」と声に出して意気込みを見せるルビー。
「夢を語るのは結構だけど、高校受験は目の前だぞ」
アクアに叩かれるルビーだったが、アイドルになれば“受験勉強”なんてしなくて良いなどと口にしていて…。
大事な者を守る為に
ルビーのもとにオーディション当落の電話が鳴る。
緊張しながらもスマホを手にして電話に出るルビー。
「…そうですか…ありがとうございます…」
電話越しの言葉を聴いて、ルビーは目に涙を浮かべる。
「みんなアイみたいにいくわけじゃない」
母に包まれながらもルビーは涙を流し続けるのだった…。
しかし、その電話は偽りだった。
電話の主は声を変えたアクアなのだった。
監督のもとで作業をするアクアに、監督は疑問を投げかける。
「俺には分からんね。なんでそこまでして妹の夢を潰そうとする」
「ルビーをアイドルにはさせない。アイと同じ轍を踏ませない…絶対に」
闇に沈んだ瞳で監督を睨み、アクアはそう口にするのだった…。

出典:©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
全体的な感想
アイドルを目指すルビーと、アイドルにはさせたくないアクア。
どちらの気持ちもくみ取れるので、つらい所ですね…。
アイの事件があってから、ルビーとアクアの考えが相反している感じがします。
眼を輝かせるルビーと、眼を燻らせるアクア。
個人的にはアクアの病んでいる眼というか、復讐に染まっている瞳が大好きです。
しかし、今回一番好きだと思ったキャラクターは監督の“お母ちゃん”です。
あのお母ちゃん最高すぎませんか!? 面白過ぎる…!
文章:クラッシャー佐藤