出典:©佐伯さん・SBクリエイティブ/アニメ「お隣の天使様」製作委員会
友達だと思っていたのに、貢がされるだけの存在だった。
裏切った友人たちから離れるため、遠方の高校に進学し、アパートの汚部屋で独り暮らしをする藤宮 周(ふじみや あまね)。
そんな周の部屋に出入りする美少女がひとり。
アパートのお隣に住む彼女は、その美貌から学校で「天使様」とあだ名される椎名 真昼(しいな まひる)である。
このことは絶対秘密。バレたらヤバイから・・・
どうしてこうなった?
それは、周が無自覚にたらし込むから。
お金持っているから
家が裕福な周。
いつもお金を持ち歩き、仲間におごりまくってチヤホヤされていた。
それが普通のことと考えていた。
「おまえはいつもおごってくれてればいいんだよ」
この友達の失言を受けて、周は仲間から距離を置くようになる。
お金の付き合いは長く続かないようだ。
傘を持っているから
雨の公園のブランコで、ずぶ濡れになりながら一人黄昏れる真昼を見かねて傘を差しだした。
これがきっかけで、家族愛に飢えていた真昼と、帰る場所も同じ、食事も一緒、部屋の中では下の名前で呼び合う、合鍵を持たせるなど「それって通い妻?」という生活が始まる。
レジ袋を持っているから
放課後の教室、女子に人気の「学園王子」門脇 優太(かどわき ゆうた)は、持ちきれないバレンタインチョコの山を前に途方に暮れていた。
そこに周が「これ使う?」とレジ袋を渡したら・・・
こうして「天使様」だけでなく、「学園王子」までもたらし込む。
こうやって次々とたらし込む周だが、「たらし」なのはそこだけではない。
実は周は学園王子に引けを取らないイケメンなのである。
それを前髪を「たらし」て隠しているのだ。
しかもイケメンがバレたらいろいろヤバイのを本人も自覚している。
アパートの合鍵のありかがバレでもしようものなら・・・
周の寝込みが襲われないか心配だ。
すでに合鍵を手にした真昼が、いつか添い寝を・・・と狙っておるが・・・
文章:ヒトツメロバ