今回は2013年10月に発刊された『大家さんは思春期!』1巻の感想を書いていきたいと思います。
話はアパートに引っ越してきたサラリーマンの前田さんや大家さんの中学生チエや前田さんの隣の部屋の麗子さんたちを中心にアパートやチエの学校を舞台にしたゆるふわ系のコメディです。
ご近所さんもうらやむ前田さんの生活
前田さんとチエとの関係は物語が進むごとに強くなっていきます。その一つは前田さんが福引で当てた圧力鍋をチエにプレゼントしたことでしょう。
チエは福引で2等の圧力鍋を手に入れるため神社で願掛けまでします。それでも当たらなかった鍋を貰ったのですからチエの口から「大好き」と言われるのもうなずけるのですが、近所のおじさんからは鋭い視線と殺意が伝わってきます。
一方でその鍋を使って作った料理をおすそ分けに来てくれたり、布団を干してくれたり、掃除までしてくれたりまるで新婚夫婦のような暮らしになります。
大家さんのチエは気が引き締まるという理由でほとんど制服姿です。その姿で前田さんの部屋に行くのですから、どこか背徳感のようなものが前田さんにはあるように思います。
学校でのチエ
大家さんとしてのチエは完ぺきといえますが、学校ではスーパーのセール品をチェックしていたり、放課後もご近所のおばぁさんと遊んでいたり、クラスメイトとあまり打ち解けずにいました。
しかし先生にそのことを心配せれたチエは思い切ってクラスメイトにお昼を一緒に食べようと提案します。
その後は彼女の明るい性格や麗子さんの意図せぬサポートもあってか、友人と料理同好会を作るまでに至ります。
麗子さんやその他のキャラの仕事
麗子さんに関しては本編でなんの仕事をしているかわかりづらいです。しかし最初のページのキャラクター紹介をみてみるとホステスをしているようです。
その他のキャラクターについても、アパートが舞台であることがほとんどなため、それぞれ働いている場面はあまりありません。
それがこの作品のゆるい感じをだしているのかもしれませんね。
ではでは~。
文章:マフユノダリア