出典:©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
『この素晴らしい世界に祝福を!』通称:このすば は、ラノベ原作のアニメーションとしては『ソードアートオンライン』と1、2を争う圧倒的人気を誇るアニメ作品です。
ラノベのシリーズ累計発行部数は2019年11月の時点で900万部というから相当なものでしょう。2020年6月時点でも再放送が続いている作品です。
アクアのほぼ単独ミッション
借金に喘いでいる女神アクアはパーティーのリーダー的存在カズマに報酬の高いクエストを要求します。カズマが選んだのは湖の水を浄化するというクエスト。報酬もなかなかのものです。そしてアクアは水の女神。
こんなにフィットするクエストが他にあるはずもない。しかし、湖にはクロコダイル型のモンスターが頻繁に出現するらしいということが分かったのです。話し合いの結果、カズマの提案した攻略法はアクアを檻に入れて湖の辺りの水に浸すだけ‥というものでした。女神ならば水に浸すだけで湖全体を浄化できるはず。
なんとかミッションに成功して帰還するアクアたちの前に立ちはだかったのは、カズマと同じようにアクアの力で現代の日本から転生してきたミツルギでした。
アクアに対する感情が真逆な二人
アクアに一つだけ何かをもらって魔王討伐の世界へ転生する。日本において若くして死に至った無念極まりない少年少女たちの選べる道。魔剣を操る剣士ミツルギ・キョウヤもその一人でした。対してミツルギが転生したずっと後に不慮の事故でアクアの前に立ったカズマは「なにか一つというならアクアを連れていく」と言い放ったのです。この二人のアクアに対する価値観は天と地なわけであり、、。カズマにしてみればアクアの扱い方を見直すいいきっかけになったことでしょう。
まとめ
見ていて思うのはアクアもアクアならカズマもカズマだろ、と。自分の転生の瞬間にその場にはっきりと見えていたはずの女神アクアに対して、あまりにも扱いが酷過ぎると思います。でもハーレム状態でも、常識的な振る舞いを続けるカズマはある意味冒険者として紳士です。まあ、アクアの目もあることですし。
ということは、このパーティーを支えているのは、物怖じしないカズマと、神の目線でパーティーのルールを誇示するアクアの二本の柱ではないだろうかと思えてきます。この凸凹コンビ+めぐみん&ダクネスの変態的上級者による4人パーティーはアニメ史上最強のパーティーということが言えるでしょう。
文章:S.Shinichiro
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