出典:Ⓒ近藤憲一/集英社・ダークギャザリング製作委員会
母の霊魂が盗まれた!
ドライブ中に起きた事故のどさくさの中、小学生の寶月 夜宵(ほうづき やよい)は、母の霊魂が連れ去られるのを目の当たりにする。
お墓で寂しそうな父の霊を慰めるべく、空亡(くうぼう)と名付けた悪霊から母の霊魂を取り戻す。
大学を首席合格しただの、霊障で引きこもっていただの、バイトで社会復帰だのと宣って家庭教師としてやってきた幻燈河 螢多朗(げんとうが けいたろう)は、その体質ゆえに否が応でも巻き込まれていく。
「霊を以って霊を制す」
夜宵の母の霊魂奪還作戦とは?
霊魂ゲットだぜ
霊をゲットするために心霊スポットに出向く。
しかし、霊に避けられる夜宵。
そこで家庭教師の螢多朗の出番。
彼は夜宵とは逆に、霊を呼び寄せる体質なのだ。
あの手この手で霊を追い詰めて、最後はぬいぐるみの中に封印する。
自宅に持ち帰った後は、先住の人形霊たちにボコボコにさせ、反抗する気力を失わせる。
こうして霊魂が宿った人形やぬいぐるみを増やしていく。
共食いさせる
ある程度集まったところで、人形霊同士戦うように仕向ける。
夜宵の言うところの共食いさせるのだ。
最後に生き残った霊を、夜宵は「卒業生」と呼び、部屋から持ち出す。
そして、有名心霊スポットの、より強力な霊と戦わせる。
即戦力補強
即戦力になりうるSランク以上の霊が出没する心霊スポットH城址へ。
世に恐怖体験が伝わっている霊は相手にしない。
目標は、訪れた者をその場で必ず呪殺するので、恐怖体験の伝聞が一切残らない大悪霊だ。
呪いによって幻覚を見せられた螢多朗が発狂するのを尻目に、取り出したる「卒業生」は、死者、生者を問わず、強制成仏させる邪経文大僧正の霊。
ヤバイやつにはヤバイやつを。
全国の心霊スポットを巡り、悪霊オールスターズを結成して、空亡をなぶり殺しにする。
それには卒業生6体が必要だと夜宵は言う。
螢多朗には「自分と幼馴染の霊障を取り除く方法を見つける」という事情があるとはいえ、家庭教師代とは別に、協力代も出してあげても・・・と思うのは私だけだろうか?
文章:ヒトツメロバ