出典:©村光・ベニガシラ・オーバーラップ/サラリーマン四天王製作委員会
◆わが軍門に下ってください!お願いします!
頑張れば頑張るほど不評を買ってしまうサラリーマン内村 伝之助(ウチムラ デンノスケ)。
左遷先の発展途上国でも、わずかの期間で語学習得し、商談を成立させ、的確な人材登用や機材投入などで、寂びれた工場の生産力を向上させた。
だが、それも評価されることなく、再び左遷辞令が下る。
そんなウチムラを高く買い、ヘッドハントするものが現れた。
それは、異世界の魔王!
召喚された異世界で、ウチムラは魔王軍四天王のひとり「海外の駐在員」となって・・・頭を下げて回る?
勇気をもって下げる頭。その使い時とは?
時間稼ぎ
長く続く対立が互いの国を疲弊させている。
同盟交渉で敵地へ赴くが、族長の「魔王の首を差し出せ」の一言で交渉決裂。
「一旦、持ち帰りたいと思います」と、頭を下げて退散。
その後、戦争状態が続く中で、食糧難に陥っている周辺小国を回り、物資援助で懐柔。その際、族長の娘オルルを通訳として、助力を頼む形で味方に付ける。
族長の外濠を埋めることで、交渉を優位にする。
助命
魔力補給アイテムとして開発した「ローズマリン」
それは本来の目的とは別に、魔獣を寄せ付けないという効果があった。
さっそく魔獣被害のある畑周辺に設置するが・・・
豪商ブタガリアンがそれを配下に盗ませ、黄金の国ランベージ王国に転売していた。
事実を知った王は、ブタガリアンを処刑しようとする。
ここで、頭を下げ、助命を懇願するウチムラ。
やがては配下に組み込む目的とはいえ、多くの戦争孤児を養っていること。
紛争地域に出入りする唯一の商人で、現地の事情に詳しいこと。
「まだまだ活躍してもらわねばならない」と説く。
ご機嫌うかがい

出典:©村光・ベニガシラ・オーバーラップ/サラリーマン四天王製作委員会
文化風習を知らないばかりに、摩擦を生むこともある。
四天王仲間ウルマンダーを見たウチムラ。
「そんな軽装じゃなく、もっと防御力の高い身なりをしたらどうですか?」
魔人ウルマンダーにとって「あなたは弱いから」と言われたのと同義。関係悪化。
功績を讃える魔王からの褒美・魔鉱石を「これはあなたが持つべきだ」とウルマンダーの手に握らせるウチムラ。
顔を真っ赤にして狼狽するウルマンダー。
それは異世界では結婚の証だと、ウチムラは知らない。
頭さえ下げれば、そのうち世界がとれる?
とりあえずウルマンダーの尻に敷かれること避けたい。いや、ウルマンダーには尻尾がある。尻尾に敷かれるというべきか?
とりあえず、頭を下げて回避してしまえ。
文章:ヒトツメロバ





































