出典:©アポカリプスホテル製作委員会
◆いつか戻ってくる人類のために。
未知の病原菌が蔓延し、地球は人類の住める星ではなくなった。
「必ず戻る。それまでホテルを守ってくれ」
そう言い残し、東京銀座のホテル銀河楼のオーナーは、宇宙へ飛び立った。
人類のいない終末世界と化した地球で、地球外生命体相手に接客したり、撃退しながら、ロボットたちは人類の帰りを待つ。
経営トップ・ホテリエを、支配人代理の代理で務める「ヤチヨ」
ホテリエ以外の役割をすることもある。
犯罪者
「私は、こういう者だ」と銃らしき物をチラつかせる宇宙生物は、爆弾魔を追ってきたという。
「そいつは『星一つ破壊する飴玉サイズの爆弾』を扱う危険宇宙生物だ」
心当たりがあった。
子供に飴玉をあげようとして、慌てて隠し、別の飴玉を出してきたお客様。
そのお客様は翌朝、清掃でお部屋に行くと、ベッドの上でなぜか死んでいた。
それを追っていた方も、従業員の夫が、嫁の浮気相手と勘違いして襲撃し、死なせてしまう。
ここは警察がない終末世界。逮捕される心配はない。
だが、事故物件だと知れ渡ると、銀河楼の看板に傷がつく。なので「追う者」と「追われる者」の二体とも死体を隠している。
救世主

出典:©アポカリプスホテル製作委員会
文明を滅ぼすためにやってきたハルマゲドンさん。
世界中を飛び回り、すでに文明が滅んでいることを確認していただく。
そこへ、これまでにハルマゲさんによって滅ぼされた星からの追っ手が・・・
彼らから、地球で唯一、文明の灯りを放つ銀河楼を守ったハルマゲさん。
「次回こそ滅ぼしに来るから、それまでに文明を再構築させておけ」
ハルマゲさんには、こうして大人しく地球をお離れになっていただいた。
戦車
宣伝のための人工衛星を打ち上げる。
もっと宇宙からお客様を呼びたい。宇宙のどこかにいる人類にも届くかもしれない。
宇宙船に乗り込んだヤチヨだったが、事故が発生、宇宙空間を漂う。やがて地球に落下。損傷が激しいため、体の部位を取り換えた結果・・・
ヤチヨ戦車に。こんな体じゃ働けない。グレて、街を走り回る。
人類の帰還をお待ちして何百年?
ついに、トマリさんという地球人が、環境調査に降り立った。結果・・・
ウイルスは全滅した!地球は住める星だ!人類が戻ってくる!と思いきや、倒れる。
原因はアレルギー!ウイルスの次はアレルギー?!
宇宙船から出られない体質になってしまった人類のために・・・
医学者になる?
自らウイルスとなって、中から人類の体質を変える展開もあるか?
文章:ヒトツメロバ





































