出典:©花沢健吾・講談社/アンダーニンジャ製作委員会
今なお20万人の忍者が暗躍する日本。
警察や国防の影である「NIN (ニン)」、官邸直属の「援護工作二課(エンコー)」、謎の組織「UN(アンダーニンジャ)」の3大勢力が、裏社会で激しい攻防を繰り広げていた。
普段は、高校生、公務員、コンビニ店員、宅配業者、浮浪者、乳児、猫・・・として活動し、それぞれ与えられた死に場所で、カッコよく散っていく忍びたち。
そんな中で、ニートの雲隠 九郎(くもがくれ くろう)がクズ忍者と言われる理由とは?
アパートにタダで住んでいる
一般人、大野さんの部屋と押し入れが繋がっている隣の空き部屋。
そこに、九郎は大野さんの居候ということにして、押し入れから出入りしながら勝手に住んでいる。
暇つぶしに壁や天井に向けて、吹き矢を飛ばしている。屁で飛ばす芸も見せる。
編入試験でカンニング
エンコーの拠点、講談高校に、生徒として潜入するようNIN上司からの指示を受けた九郎。
編入試験では、先に生徒として潜入している蜂谷 紫音(はちや しおん)が手伝うという。
当日、蜂谷が仕込んだ、床の隙間に挟まった、色付き米の暗号文でカンニングするはずが、国語だけ答えを書き込んだ時点で気づかれ、掃除されてしまった。
担当教師に体調不良を訴え、英語と数学を辞退し、国語だけで合否判定するよう泣きつく。
いじめられっ子にたかる
いつも1階住人の川戸さんの下着泥棒にくる瑛太は、講談高校生徒だが、不良生徒にイジメられて不登校である。
九郎は、そんな瑛太に一緒に登校するように促す。
「俺が守ってやるから。1回500円で」
一撃で死ぬ
講談高校一の美少女にしてUNのくノ一山田と楊紀伊(やんきい)高校屋上で決闘。
刀を手にして、颯爽と山田の前に立つ九郎。山田の最初の太刀を頭上で受け止めた!と思いきや・・・脳天直撃で、色んなとこから血を噴き出して死亡。
その後、山田が投げてよこした九郎の生首は、瑛太によって、とっさに蹴り飛ばされる。
ほとんど見せ場もないまま散った九郎。
一族最強・雲隠 虹郎(くもがくれ にじろう)の全ての忍術を継承しただの、虹郎のクローンだの、評判倒れもいいとこ。大物感を漂わせただけの忍者ハッタリくんでした。
文章:ヒトツメロバ