出典:©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1996
『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』は、1996年に公開された劇場作品です。
筆者は幼い頃、この映画が大好きで何度もビデオで見た思い出があります。
少し前、動画配信サービスで目に留まり懐かしくて見てみましたが、大人になった今でも面白い作品だと感じました。
クレヨンしんちゃんの劇場版は他にも好きなものはいくつかありますが、今回は「ヘンダーランドの大冒険」について感想を交えてご紹介します。
あらすじ
幼稚園の遠足でヘンダーランドにやってきた野原しんのすけ。
しんのすけは途中でみんなとはぐれて、とあるサーカスのようなテントに迷い込みます。
そこで出会った人形の「トッペマ」から、ヘンダーランドは実は異世界からやってきた「マカオとジョマ」の城だということを知らされます。
マカオとジョマの世界征服を阻止したいトッペマはしんのすけに『何でも願いが叶う魔法のトランプ』を使って一緒に戦おう!とお願いしますが、しんのすけは怖がってしまいます。
ですが、ある日マカオとジョマの手下である「ス・ノーマン・パー」が現れ、しんのすけは魔法のトランプを使い追い払うことが出来ました。
しかし、ス・ノーマン・パーが野原家にヘンダーランドのチケットを置いていき、まんまと釣られたひろしとみさえは乗り気で無いしんのすけ連れて、呑気にヘンダーランドで遊びまわります。
ランドから帰る間際、ひろしとみさえは一旦しんのすけの元から離れますが、戻ってきた二人は何だかいつもと様子が違う…なんと、人形と入れ替わっていたのです。
本物のひろしとみさえを助けるため、しんのすけはトッペマと協力してヘンダーランドでマカオとジョマの手下たちと戦うことになるのでした。
好きなポイント
魔法のトランプを使うシーンはどれもすごく好きです。
何でも願いが叶うという夢のカードなので、憧れてしまいますよね。
しんのすけがカードで呼び出す「アクション仮面」「カンタムロボ」「ぶりぶりざえもん」のお決まりの三人が出てくると、映画特有の登場キャラの豪華さも感じられて楽しいです。
魔法のトランプの効力を信じさせるために何度も呼び出される水着のお姉さん(雛形あきこさん)のシーンもおませなしんのすけらしくて微笑ましくなります。
敵キャラも憎めない感じで、特にラスボス的存在のマカオとジョマには沢山笑顔を貰いました。
野原一家とダンス対決をするシーンの優雅な動きや、ババ抜きでのやり取り、そして好きな方も多いであろう追いかけっこのシーン…本当に濃くて良いキャラですね。
まとめ
不思議なテーマパークの雰囲気や魔法のトランプの存在にワクワクしたり、日常に忍び寄る未知の敵の存在がちょっと怖かったり、でも笑えるシーンも沢山あって見終えた後は満足感があります。
子供から大人まで楽しめる傑作だと筆者は思います。
未視聴の方、そして既に見たことのある人も、機会があれば是非見てほしいです。
文章:大葉勺々