出典:©高橋陽一/集英社・キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編製作委員会
あらすじ
日本代表は国際Jrユース大会の開催国フランスに降り立った。
開幕まであと3日。はやる気持ちを抑えられない翼は休養日にも関わらず、パリの街をドリブルで駆け巡る。
すると、エッフェル塔の前で同じようにボールを蹴って走る少年とすれ違うのだった…。
3年ぶりのゴールデンコンビ
3勝2負の勝ち越しでフランスに降り立った日本代表。
「後半の3戦は君が考えたフォーメーション。思い切って松山をディフェンスに下げた作戦が成功したからね」
「実はこの国際ジュニアユース大会、君も選手として登録してあるんだ」
見上は三杉に感謝を告げると同時に、驚愕のサプライズも口にするのだった。
見上の言葉に三杉は驚きの表情を見せる。
一方その頃、翼は岬の行方を片桐に聞いていた。
片桐の口から“空港に来ていない”と聞いた翼は、不安を感じるのだった…。
大会3日前。本日は完全休養日と告げられていたが、翼は気持ちを抑えられずにボールを持って街へ繰り出す。
ドリブルしながらエッフェル塔の前まで走る翼は、そこで自分と同じようにボールをドリブルしている少年と遭遇する。
「えっ…み…岬君!?」
「あ…」
その少年は岬だった。2人は奇跡の出会いに感動して抱きしめ合うのだった…。
永遠の憎まれ役
日本代表選手に厳しくヤジを飛ばす男がいた。
それは若林だった。
「反応が甘いぞ若島津!今のはパンチングではなく両手でガッチリ取れたはずだ!」
「何やってるんだその2人!パスコースがバラバラだぞ!そんなんでよく日本代表に選ばれたな!」
鋭利な言葉に日本代表選手は苛立ちを見せる。
若林への不満に包まれる日本代表選手たちだったが、国際ジュニアユース大会でのGK起用について不安を覚えるのだった。
起用されるのは若林だと思っている選手たちに、若島津は“自分だ”と意気込みを見せる。
そして、翼は若林と2人で本心を話し合っていた。
「今回、俺は試合に出るつもりはない」
「日本代表が強くなるためだ。喜んで憎まれ役をやってやる。皆それぞれ自分のプレーを考えている」
そう口にする若林に、翼は理解と決意を示す。
そして、その2人の会話を偶然にも耳にした日向は…。
全体的な感想
まさかの三杉君が選手登録されていた…!?
これは視聴者にもサプライズでしたね! 三杉君が選手としてフィールドを駆け回る姿が見られるのかと思うとワクワクです!
そして、いてもたってもいられなくてボールを蹴る翼。
見事、岬君との再会を果たしていましたね! 2人が抱きしめ合うシーンは感動的でした。
皆の為に憎まれ役を続ける若林も素敵でした。
憎まれ役なんて、本当に恨まれるだけでメリットが全くないのに…。
全員の能力を引き上げる為だけに、煽り続けるのは凄いです。
ですが、若林のGK姿も大会中に見たい所です。
正直、若島津と森崎だけでは心配なのと、相手選手の強力なシュートで怪我をする恐れもありますからね。
フィールドに降り立つ直前位には、選手たちへの誤解を解いて欲しい所です。
文章:クラッシャー佐藤