出典:©犬丸りん・NHK・NEP
1話が、ほんの10分の物語ですが、月曜日から金曜日まで毎日ストーリーを更新しているので、日々の暮らしを充実させたいお母さんと子供達をターゲットに大人気の作品です。おじゃる丸はどうやら1000年前のヘイアンチョウの貴族らしいです。
『おじゃる丸』あらすじ
時は今から遡ること1000年前の平安時代。貴族の子・坂ノ上おじゃる丸はヘイアンチョウという妖精界の町で育ちます。ある日、温泉で閻魔様と遭遇します。閻魔様が外に立てかけていた大事な笏をおじゃる丸は盗んでしまいます。返せと叫ぶ閻魔様に対しておじゃる丸は「これはマロが拾ったから、マロの物でおじゃる」と言い残し、はるばる1000年の時を経て、月光町のかずまの家に転がり込みます。
おじゃる丸は毎日閻魔様の子分の子鬼トリオ(アオベエ、アカネ、キスケ)に追われながらもカズマと共にほのぼのとした生活を送るのでした。
『教育テレビに感謝』
このアニメーションは俗にカトゥーンと呼ばれる制作手法と認識して正しいでしょう。1998年に始まり代を追うごとに絵がライトになっていきます。ストーリーはというと大きな流れはあるものの基本的には1話完結です。おじゃる丸の相棒・電ボ(ホタル)は、主人のおじゃる丸に忠実です。
しかし、時折おじゃる丸のわがままに愛想尽きて家出を繰り返すこともあります。月夜が池(つきよがいけ)に1000年以上住む謎の恐竜ツッキーにも注目です。まだ月光町がヘイアンチョウだった1000年前に、幼いおじゃる丸が「マロの」と落書きしたエピソードもあります(おじゃる丸の一人称はマロ)。
日本の少年少女は毎日ファンタジーアニメーションを観ることができる環境があるわけで、NHK教育テレビに感謝しなければなと思いました。
文章:Shinichiro.S